オシャレな遊びとして、生涯にわたって付き合える趣味として、競い合いながら上を目指すインドアスポーツとしても楽しめるビリヤード。その幅広く奥の深い世界と魅力を、6回に渡って「ビリヤード場」「レッスン」「コミュニケーション」「イベント」「トーナメント」などのテーマごとに紹介していきます。ビリヤードをこれから始める、また始めたばかりの方は、ぜひ良きビリヤードガイドとして、既にビリヤードが大好きなプレイヤーの皆さんは、新たな魅力を発見する気付きの機会として下さい。Enjoy more billiards!!
1 人で渋く球を転がすのもよし、仲間達とワイワイプレーするもよし、ライバル達と真剣に競い合うのもよし。懐の深いビリヤードには、本当にたくさんの楽しみ方があります。
その中で、今回のテーマとなっている「ビリヤードイベント」は、初心者から上級者までの全てのプレイヤーにとって、沢山の同好の士が集う空間で、ビリヤードの難しさや楽しさを改めて感じ、新たな仲間やライバルとの出会いによってプレーする喜びやモチベーションがアップする良い機会となっています。
今回はそんなビリヤードイベントの世界を紹介していくのですが、ガチなトーナメントからライトな参加型イベント、さらには観戦型のエキシビションまで、ビリヤードイベントにも様々な形があります。
『バグース大宮店』でのペアマッチイベントの様子(写真 /Billiards Days)
そして、主にビリヤード場が会場となるこうしたイベントには、レベルの違う全てのプレイヤーが同時に参加して楽しめるタイプのものも多く、現在は、数百人規模の人気のビリヤードイベントも開催されたりしています。
ということで今回も、『(株)バグース』の協力を頂き、定期的、不定期に関わらずバグースが開催しているビリヤードイベントを幾つかピックアップして紹介していきます。
現在キャンセル待ちが多数出るほどに人気を高めている『企業対抗9ボール』や今年初開催された『POOL HALL CHMPIONSHIP』、ビギナープレイヤーが気軽に参加できる『ビギナーズトーナメント』、世界チャンピオン・赤狩山幸男プロが毎回出場する『平日トーナメント』などなど……。競技としてビリヤードを楽しむ層に向けたものから、一般層にまでに間口を大きく広げたイベントまで、そこにはどんな特徴があって、プレイヤー達はどのようにその空間でビリヤードを楽しんでいるのでしょうか?
参加の条件は同じ会社で働く仲間で 3 人チームを組むことだけ。遊びで何度かプレーしたことがあるというレベルからガチガチのプレイヤーまでの誰もが丸一日ビリヤードを満喫することができるのが『企業対抗9ボール』。基本はトーナメントなんですが、それ以外にもたくさんのサブイベントがあってバグースの超人気ビリヤードイベントになっています。
『企業対抗 9 ボール』(以下、企業対抗)は『(株)バグース』と日本各地でアマチュアプールリーグを展開している『Japanese Poolplayers Association 』(JPA)が、企業内レクリエーション活動の受け皿となり、活動目標となり得るイベントとなるようにとコラボして生まれたイベント。7月 30 日に行われた第 14 回大会にも、沢山の企業チームが参加して大盛り上がりとなりました。
第 14 回大会には 44 企業から 75 チーム・225 名が出場!(写真/ JPA)
企業対抗は、本気のトーナメントというより「ビリヤード祭」といった雰囲気で、「ビリヤードの試合なんて初めて」という初心者層や女性プレイヤーも多いのが大きな特徴です。イベント中には試合はもちろん、バグース所属プロにチャレンジできたり、豪華賞品が当たる抽選会があったりして、試合に勝とうが負けようが、休日を仲間達と満喫できる仕掛けが沢山施されているのです。
試合はもちろん、トッププロと一緒にプレーできたり抽選会があったりとコンテンツ満載
実はこの企業対抗には、弊社チームも出場したことがあるんですが、ビリヤード経験ほとんどなしという社員が一番楽しんでました。次回は冬の開催になる予定とのことですが、これはぜひチェックを忘れず、同僚、上司、部下関係なく「我が社のビリヤードチーム」を作って参加してみてほしいイベントです。
ビリヤードを始めて、だんだんフォームが様になってきて、角度のある的球も何とか狙えるようになってきて、プレーすることがさらに楽しくなってきたら、思い切って試合に出てみませんか? トーナメントって実は「下手だから出られない」なんてことはありません。ビギナープレイヤーが参加しやすいフォーマットとルールで、気軽に出られるトーナメントイベントがコチラです。
企業対抗がオール・イン・ワンなイベントだとすると、コチラの『ビギナーズトーナメント』は、その名の通り、ビリヤード初心者に向けた、1点集中型のイベントです。
バグースのイベントの根本にある考えはまず、様々な層のお客様に対して、ビリヤードを続けていきたくなるような目的・目標を提案していくこと。
『ビギナーズトーナメント』の会場はバグース新宿店(写真/ Billiards Days)
その意味でもビリヤードを始めて、だんだん面白くなってきたプレイヤーにとって、大きな楽しみの一つになっているようです。
現在、日本全国のビリヤード場では、プレイヤーのレベルでカテゴリー分けをしたハウストーナメントが数多く行われています。
試合の前にはルール・マナー講習会もあるのでビギナーも安心です(写真/ Billiards Days)
しかし中上級者向けの試合は多いのですが、初心者限定のイベントはまだまだ多く開催されている状況ではありません。それだけに貴重な機会でもあり、バグースのビギナーズトーナメントは試合前にルールやマナーの講習会もあって安心。まだ試合に出たことがないというビギナープレイヤーの皆さんは、一度チャレンジしてみてはいかかでしょうか。やはり試合に出ることは上手くなっていくためにも必要なことですからね。
試合はまだという方はぜひ一度チャンレンジしてみては?(写真/ Billiards Days)
ちなみにバグースでの『ビギナーズ戦』は、2ヵ月に1度のペースで『バグース新宿店』を会場に開催中です。8月は 20 日(日)の開催予定となっていますよ。
日頃相撞きをしたり、球談義に花を咲かせたりしているビリヤード仲間達とチームを作って出場できるトーナメントが『POOL HALL CHAMPIONSHIP』。……といっても、真剣に優勝を目指してストイックに闘うというよりは、みんなでワイワイやりながら食べて飲んで楽しく時間を過ごすことができるのが大きな特徴です。
『POOL HALL CHAMPIONSHIP』は同じビリヤード場をホームにする仲間とチームを組んで頂点を目指すトーナメント。今年5月に初開催されたイベントで、1 チーム4人で戦います。なんと今回は定員 48 チーム 196 名のエントリーがすぐに埋まってしまい、キャンセル待ちが多数出るほどの人気だったそうです。
イベントは第 1 回から大盛況となりました
そしてこのイベントは、同じビリヤード場でプレーする仲間達が同じ目標に向かっていくことで、さらに仲良くなって、どんどんビリヤード場でプレーして、お店自体がもっと盛り上がっていくようにと考えられているのです。
ということで、一見ハードなトーナメントのイメージもありますが、参加者には初心者や女性も多く、皆さんバグースならではのフード & ドリンクを嗜みつつ極めて明るく楽しく試合にチャレンジしていたとのことでした。
トーナメントで上位入賞を果たした皆さん
ビリヤードは基本的にトーナメントのほぼ全てが個人戦ですが、近年になってこのようなペアマッチやチーム戦も増えてきています。
もちろんストイックに勝利を目指すのもビリヤードですが、ライトで親しみやすいのもメチャ
メチャ楽しいですよ。
ビリヤードの世界には『ワールドカップ・オブ・プール』というペアマッチで世界一を決める大会があって、個人戦が多い中でとっても人気を博しています。ビリヤードのダブルスは、お互いに相談したり、ペアのために日頃の倍以上のガッツを出してみたりと、個人戦では味わうことのない、違った面白さや難しさがあって最近かなり流行ってきてるんです。
先月の9日、開店 10 周年を迎えた『バグース大宮店』を会場に『10 周年記念9ボールダブルス』が開催されました。
中島美秀プロと後藤田佳奈プロもペアで出場(写真/ Billiards Days)
この日は、バグースインストラクターで日頃から大宮店を担当している塙圭介プロが赤狩山幸男プロと、女性インストラクターの中島美秀プロと後藤田佳奈プロがペアを組んで参戦。バグース自慢のランチビュッフェも提供され、熱くも和気藹々とした雰囲気の中で、細かなハンデ設定がされていて誰にでも勝つチャンスのある戦いが展開しました。
バグース自慢のランチビュッフェは本格的(写真/ Billiards Days)
初心者と上級者がペアを組めば、初心者には勉強になることがいっぱいで、上級者はペアをフォローするために、プレッシャーを感じながら懸命に考えてより正確にショットしようとする。ダブルス戦には 1 人で撞くのとは違った面白さが満載です。バグースではこのようなダブルスイベントも年に2~3回のペースで行っているので、常に情報をチェックしておくことをオススメします。
楽しくて勉強にもなるのがペアマッチです(写真/ Billiards Days)
ちなみに、例年クリスマスには『バグース六本木店』で男女ペア限定、「六本木最強のカップル決定戦」と銘打たれたペアマッチトーナメントが開催されていますので、ぜひそこに向けて、奥様や彼女さんと「今からビリヤード」で、お願い致します。
ビリヤードイベントの定番はやはり、勝利を目指す、自分の力を試す、上達へのきっかけとするなど、様々な目的でプレイヤー同士が競い合うトーナメント。バグースでは先に紹介した『ビギナーズ戦』だけではなく、中級者から上級者までレベルに合わせた戦いの場も数多く用意されています。さらになんと毎回世界チャンピオンが出場するという贅沢な試合もあるんですよ。
ビリヤードを通じて人と競うことを楽しんだり、試合という場を通じて交流を求めている方にオススメなのがハウストーナメントですが、バグースでは先に紹介したビギナー戦の他にも B クラスと C クラス限定のトーナメント、全クラス出場可能なトーナメントを定期的にバグース各店で開催しています。
世界チャンピオンの赤狩山幸男プロが毎回参加するトーナメントもあるんです
そしてもう一つ、何と世界チャンピオンと直接キューを交えて、教えを乞うてと贅沢な時間を過ごすことができるイベントが、バグース各店で 1 ヵ月に 10 回以上のペースで行われている『平日トーナメント』。20 時開始で、当日電話での申し込みも OK と参加しやすく、トーナメント前の 18 時から2時間は赤狩山プロによるレッスン&チャレンジマッチタイムになっているのです。
さてここまで様々なビリヤードイベントの形やバグースで行われている実際のイベントの様子を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
バネバグース渋谷宮益坂店ではトリックショットスターのフロリアン・コーラーのイベントも行われました
バグースではこの他にも、例えば日頃からバグースを利用しているプレイヤー向けに年に一度開催される『バグースグランプリ』や世界的なトリックショットスターであるフロリアン・コーラーのエキシビションなどの観戦型のイベントも折に触れ開催しています。
何にせよイベントを楽しむことで、ビリヤードの多彩な魅力をより感じられることだけは間違いなしです。まだ体感したことない方、ぜひこの夏休みはビリヤードイベントに GO ですよ!
現在バグースでレッスンを行っている10 名のインストラクターが、フォームのこと、ストロークのことはもちろん、アイテムやビリヤードのルールやゲームなど、ビリヤードに関する様々な質問に対して、明快に一発回答します。その第3回目はCクラスプレイヤーのこんな悩みです。
次に真っ直ぐの配置で手球と的球の距離を 50 ㎝にして引く練習。簡単にできるようになったら 25 ㎝ずつ離していくという方法が良いと思います。最初から距離を離すと、どうしても力が入ってしまい、ストロークに悪い癖が付き、修正が大変になり上達の妨げになってしまいます。
最初のうちは 1 ポイントくらいの近い配置から始めましょう。ストロークは力を入れずゆっくり大きく。構える時はキューに少し角度を付けて、そのキューラインに対して真っ直ぐに、少し高めの撞点から撞き落としていくイメージで練習してみると良いでしょう。
引き球のインパクトポイントは中心を撞くよりもボールの丸み分奥にあります。まずは近い距離で良いので、しっかりテイクバックを取ることを意識して練習しましょう。徐々に距離を離し、力まずキューの軌道をイメージして、ゆっくり大きくストロークするように意識して下さい。
レッスン店舗: バグース 錦糸町店/ バグース 六本木店/ バネバグース 渋谷宮益坂店/ バグース 所沢店
それができるようになったらまた 1 ポイントずつ距離を離していきます。この時的球はポケットの近くに置いて入れることに意識を取られないようにしましょう。入れる練習と引く練習は別物なので、引けるようになったら引きながら入れる練習に切り替えてください。
レッスン店舗: バグース 横浜西口店/ バグース 新宿西口店
このコーナーでは、皆様からの質問を募集しています。初級者から上級者までどんな質 問でもOK ! バグースインストラクターの皆さんが、ピンポイントで回答します!
ご質問はコチラまで ►cues@bab.co.jp
Hospitality & Entertainment をコンセプトに、ビリヤード、ダーツ、カラオケ、ネットカフェ、レストラン、シミュレーションゴルフなど様々なアミューズメントを幅広い層に向けて提供している人気のエンターテインメント空間。現在大都市圏を中心に、ビリヤードがプレーできる店舗を全国27ヵ所で展開中。(2017年3月31日現在)