これまで様々な形で試みられてきたビリヤードのデジタル化、インタラクティブ化に遂に真打ちが登場!
編集部が実際に目にし、体験した『AR BILLIARD MASTERS』はそれが過言ではないほどのコンセプトと高いスペックを持つ新たなシステムだった。最終回となる今回は、これぞ新たなビリヤードスタイルと言える、ゲーム&エンターテインメントモードを紹介する。
取材協力/株式会社スポーツレジャーシステムズ、ラウンドワン横浜駅西口店
BILLIARD HOP-HOPはものすごく単純なゲームだが、そのままでもかなりアツイ。上級者は1クッション縛りにするなどアレンジしても盛り上がるABMのゲームモードで現在プレーできるのは、7つのコンテンツ。そのどれもがARの特徴を活かしつつ誰もが楽しめるように工夫が凝らされているんです。そして楽しみ方にもたくさんのバリエーションがあって、1人遊びにも、大勢でワイワイにも完全対応しているのが最大のポイント。その中で編集部が注目したのが、「BILLIARD HOP-HOP」。
まずHOP-HOPは、手球だけで一切ポケットは使わないけど、やってみたらめちゃめちゃ熱くなること請け合いのゲーム。所定の位置に手球をセットすると、テーブル上にターゲットが出現。その後にショットしてターゲット上に手球を止めれば成功で、成功したら次のターゲットが現れる……を繰り返して高得点を狙うというだけなんですが、プレイヤーには微妙な力加減の練習になるし、ビリヤードが初めてという人には、手球に集中してとにかく撞く感覚をたくさん味わうという意味でとっても良いトレーニングになるんです。しかもそれが完全なる「遊び」の中で無意識にできてしまう。考えた人、天才です。
もちろん、その他のゲームもプレイヤー心をくすぐる「SPEED POOL」や王様ゲーム系パーティゲームの「CARDS ADVENTURE」などバラエティに富んでいるので、ぜひ体感してみてください!
稲見プロのライトニング・ブレイク! ブレイクだけでも公式戦に使ってみたらと思わせる、インパクト大の映像だインタラクティブ&エンターテインメントとしてのABMの特徴が視覚的に最大限に現れているのがこのモード。基本的にはテーブルベッドをスクリーンにして、様々な映像を投影することでテーブルそのものをグレードアップするものなんですが、そこはABM、シンプルにラシャの色を変更できるのはもちろん、何と計24ものパターンを楽しむことができるんです。
ラシャ色変更以外のインタラクティブなパターンは全て、テーブル上のボールの動きに連動して、時に華やかに、時に可愛く、時に激しくプレイヤーの心を揺り動かす映像を見せてくれます。
エンタメモードにはお魚さんが泳ぎ回るパターンも。キューや手でラシャに触れても波紋が起こり、お魚さんも反応するその中で編集部が心惹かれたのが「BALL LIGHTNING」と「PUPPY」。その名の通り、ボールから稲妻が走るド派手系と、子犬ちゃんがボールの動きに合わせて寄って来たり、離れていったりする癒やし系で、ともに真剣勝負にはあまり向いてませんが、メンタル修行のボウラードをこれでやってみたら、10フレームまでいけちゃう予感がします。
「AR BILLIARD MASTERS」について、
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