これまで様々な形で試みられてきたビリヤードのデジタル化、インタラクティブ化に遂に真打ちが登場!
編集部が実際に目にし、体験した『AR BILLIARD MASTERS』はそれが過言ではないほどのコンセプトと高いスペックを持つ新たなシステムだった。
今回はいよいよその中でもイチ推し、ガチで本格派なトレーニングモードを紹介していこう!
取材協力/株式会社スポーツレジャーシステムズ、ラウンドワン横浜駅西口店
ビリヤードの基本中の基本である「手球を自分の狙った所に向かって、自分が思った力加減で撞く」こと。このスキルの習得に特化しているのが『DART MASTER』。このモードは対戦形式になっていて、写真のようにテーブル上に映し出される、エリアによって獲得点数の違う的に向かって、できるだけ高得点のエリアに手球が止まるようにショットします。もちろん主にビギナー向けのモードですが、実際にプレーしてみると、中上級者でも苦戦して初心者と良い勝負になったりするので、なかなかに侮れないんです。
このモードでは、手球と的球をテーブル上の任意の位置において、シュートしたいポケットを指し示すだけで驚くべきものを見せてくれます。ABMが位置情報を感知した瞬間に、手球を撞くべき方向と、的球がポケットされた後に手球が走っていくコースがラインで示されます。さらに、写真のように「撞点」「キュースピード」「キューアングル」の3つのパラメーターを操作することで、それに応じた手球のコースが示されるという、ビリヤードの物理学を目で見て学ぶにもバッチリのモードです。
手球と的球をABMが指定する位置に置くと、狙うポケットとシュート後に手球を運ぶべきターゲットエリアが出現。プレイヤーはまず、しっかりと的球をポケットして、手球をできるだけ高得点のエリアに止めることを目標にします。このモードには、狙うポケットやシュートアングルにバリエーションを持った200個のステージが用意されていて、これを全てクリアすることで、ポジションプレーの基礎がしっかり身に付くようになっています。
ポジションプレーの基礎を学び終えたらこのモードへ。ビリヤードには実戦で頻出する、「これだけは覚えておきたい」という様々なショットパターンがありますが、このモードでは、シュート、手球のコース、最終的なポジションの3つを可視化して、それぞれの要素で高得点を目指しながらパターンを習得していくことができるモードとなっています。まずは基本の100個のステージをクリアすると……、なんとさらに難易度もアップした506個の「マスターステージ」に挑むことができます。
ABMのアシストを受けながらビリヤードを学んで自信が付いたら、トレーニングモード最後のこのモードに挑戦。こちらはチャイニーズエイトボール版の『ビリヤード検定』とも言えるもので、指定の位置に手球と的球をセットしてシュートを成功させる、写真のようにシュートを成功させて手球を所定のエリアに運ぶ、さらには複数個の的球をミスせず取り切るといった試験に臨み、ABMがその結果をもとにプレイヤーの実力を判定します。最高難度のLv.6ははっきり言って激ムズです。
「AR BILLIARD MASTERS」について、
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