2018年プレーバック(JPBFスリークッション)
2018年MVPは新井達雄
例年通り、2月の『東京オープン』からスタートしたJPBFのスリークッション戦線。5月の『全日本スリークッション選手権』で4年ぶり5度目の制覇を果たし、10月に開催された『第14回プロスリークッショントーナメントGLANZ戦』を制した新井達雄が自身8度目となるMVP獲得。勝ち方を知るベテランが健在ぶりを見せつけた。
ランキング2位・森雄介
続く2位には昨年と同じく
森雄介が続いた。森は今年優勝こそなかったものの、全日本選手権5位タイ、GLANZ戦とシーズン最終戦の『ADAM JAPAN杯 第29回全日本プロ3C選手権大会』では準優勝と1年を通じてハイアベレージなプレーを見せた。さらに海外戦にも数多く参戦しており、日本期待のプレイヤーとして着実に経験を積み上げていることを感じさせた。
ランキング3位・界敦康
3位は昨年に自身初のMVPを獲得した
界敦康。全日本選手権では2年連続の決勝進出を果たし、連覇をかけて新井と激闘を演じたが、今年は新井に道を譲る結果となった。しかし質の高いビリヤードは変わることなく、日本のトップの一角としての力を発揮した1年であった。
今年プロ入り初優勝を果たした田中潤
この他今シーズンは、3月の『ニッカオープン』で
真野正光が19年ぶり2度目の制覇を果たし、7月の『全関東スリークッション選手権』では、
田中潤がプロ入り9年目にして公式戦初優勝を飾り、
船木耕司が全日本プロ3C選手権で連覇を達成するなど、ベテラン、中堅勢の活躍もあった。
変わらぬ強さを見せた肥田緒里恵
一方の女子は今年も
肥田緒里恵がその強さを遺憾なく発揮。7月の『第25回全日本女子スリークッション選手権大会』では4連覇、通算17度目の優勝を飾り、9月にトルコで開催された『第8回世界女子スリークッション選手権』では、惜しくも5度目の優勝こそ逃したが準優勝を果たし、今もなおトップを走り続ける世界女王の強さを印象づけた。
2019年のプロ公式戦戦は、1月27日(日)に石川県を舞台にして今年初開催となる『第1回日本海オープン』からスタートする。ベテランから新鋭までが入り乱れて覇を競うことになるであろう来シーズンのスリークッション戦線は、さらにヒートアップするに違いない。