2018WPA男子ナインボール世界選手権
カザキス、ビアドとの激戦を制したフィラー
『世界プールビリヤード協会』(WPA)が主催している『2018WPA男子ナインボール世界選手権』が20日に最終日を迎え、ドイツのヨシュア・フィラー、21歳が自身初のナインボール世界選手権タイトルを獲得した。
この日は大会準決勝・決勝が行われ、ヨシュア・フィラー(ドイツ)、アレキサンダー・カザキス(ギリシャ)、
カルロ・ビアド (フィリピン)、
シェーン・バン・ボーニング(アメリカ)が登場した。
表彰台の様子
結果は以下の通り
●準決勝(11先取)
ヨシュア・フィラー 11-10 アレキサンダー・カザキス
カルロ・ビアド 11-6 シェーン・バン・ボーニング
●決勝(13先取)
ヨシュア・フィラー13-10 カルロ・ビアド
準優勝のビアド
準決勝フィラーvsカザキスの対戦は、序盤はフィラーが3ラック連取するも、中盤はカザキスが5ラック連取など一進一退の攻防が続く。その中で8?10と先に王手を掛けたのがカザキス。後がないフィラーはその後3ラックを連取し11?10で劇的勝利を収めた。ビアドvsボーニングの対戦は、序盤にビアドが5?1と突き放す形でスタートする。中盤はボーニングが3ラックを連取し追い上げを図ったが終盤は再びビアドのペースとなり11?6でビアドが決勝進出。
決勝のフィラーvsビアドの対戦は、準決勝で劇的勝利を収めたフィラーが3?0でリードするスタートとなるが、前回王者ビアドも意地を見せ、10ラック目で4?6と逆転する。その後再び勢いを取り戻したフィラーが6ラック連取なども含め、13?10で前回王者ビアドを相手に世界タイトルを奪取した。
笑顔のフィラーと妻のピア
19日のドーハでは、フィラーと彼の妻ピアの1周年結婚記念日で、フィラーは彼の花嫁とファンに、最高の贈り物を贈るフィナーレとなった。
※写真提供:WPA