『世界プールビリヤード協会』(WPA)が主催している、現在最も権威のあるトーナメント『2018WPA男子ナインボール世界選手権』がドーハ・カタールで開催中だ。12月10日から始まったステージ1では、赤狩山幸男・飯間智也・高野智央が見事突破し、シードを含めた日本人選手全選手がステージ2への進出を果たした。
ステージ2に進出した3名。左から、赤狩山幸男・高野智央・飯間智也
10日から始まったステージ1では96名が参加。WPAナインボール・スリーポイントルールを採用。7ラック先取のシングルイリミネーション・交互ブレイクで行われた。3日間3予選(1人に3回チャンス有り)で行われ、通過枠が各日4名ずつの合計12枠。10日に行われた1st chanceでは高野が2回戦から出場し、7?1・7?1・7?4・7?4、ステージ2進出を掛けた最終戦ではトウ・リャンハン(シンガポール)と対戦し、ヒルヒルからの7?6で熱戦を制し見事ステージ2進出。飯間は1回戦から7?1・7?4・7?3・7?3・7?3、最終戦でモハンマド・アル・アミン(バングラデシュ)と対戦し7?2と安定感を見せ、ステージ2へ進出した。惜しくも1st chanceでステージ2進出を逃した赤狩山は11日に行われた2nd chanceで2回戦から7?1・7?5・7?6・7?6と度重なる激闘を制し、最終戦では、前日飯間が対戦しモハンマド・アル・アミン(バングラデシュ)を7?3で下しステージ2進出を果たした。
『2018WPA男子ナインボール世界選手権』会場となったドーハ・カタール
ステージ2進出が決定している5名。左から、土方隼斗・栗林達・大井直幸・羅立文・川端聡
を始め、ステージ1を突破した12枠・WPAシード24枠・APBUシード20枠を含めた128名が戦う。ベスト64となるグループラウンドでは128名16組各8名、ダブルイリミネーション・9ラック先取・交互ブレイクで、各組4名の通過となる。尚、決勝シングルは64名より11ラック先取交互ブレイク、決勝のみ13ラック先取。明日13日から始まるグループラウンドに注目していきたい。