東日本グランプリ第8戦@バグース六本木店
最終戦を今季グランプリ4勝目で飾った大井直幸
12月9日(日)、11:00より東京・六本木の『バグース六本木店』を会場に『東日本グランプリ第8戦』が開催された。フォーマットは交互ブレイクのテンボール。決勝日は8ラック先取。今回のグランプリでは例年通り、グランプリイースト年間ランキング表彰があり、プロ1位から3位、アマチュア1位が表彰される。
会場となった『バグース六本木店』
開会式、トーナメント抽選は各選手が笑顔を見せる和やかな雰囲気でスタート。尚、シード選手となる
大井直幸、
土方隼斗、
羅立文、
西尾祐は準決勝まで当たらない仕組みとなっている。
1回戦では羅立文の対戦相手となる北田哲也が欠場で羅立文の不戦勝となったが、
小川徳郎VS
井上浩平や
津堅翔VS
大西想がヒルヒルとなるなど、1回戦からギャラリーを湧かせる白熱した展開となった。
3位タイ・土方隼斗
3位タイ・大西想
2回戦はシード選手の大井、羅、土方が順当に勝ち上がり、またランキング上位の西尾祐を大西想が8?5で破り準決勝は大井直幸VS土方隼斗、羅立文VS大西想となった。準決勝は日本トッププロ同士の対決とあり、各対戦両者譲らずがっぷり四つの展開からスタートしたが、中盤以降大井直幸と羅立文が抜け出し、そのままリードを守る形両者ともに8?5で勝利した。
準優勝・羅立文
決勝の大井直幸と羅立文の対戦は準決勝の勢いをそのままに両者マスワリからのスタート。両者ブレイクを守る形で試合が進んだが、3?3から羅がタイムアウトを取った後にリズムが変わり大井が5?3とリードする。羅も立て直しを図るが反撃は実らず、8?5で東日本グランプリ第8戦は大井が逃げ切り優勝を果たした。
この日も強さを見せ付けた大井。世界選手権にも期待が懸かる
表彰式、優勝の大井直幸には優勝トロフィーと副賞のドリーム賞、準優勝の羅立文には副賞のドリーム賞が贈られた。年間ランキング表彰はそのままptを伸ばした大井直幸が1320ptで第1位MVPに。今回のグランプリ第8戦で3位につき140ptを加算した土方隼斗が1120ptで第2位、今回決勝ラウンドに残れなかった
栗林達が順位を落とし1080ptで第3位に選ばれた。アマランキング1位表彰には小宮鐘之介が選ばれた。小宮は第1戦で5位、第3戦を3位、第4戦で5位の成績を残した。
年間MVP表彰。左からアマチュア1位・小宮、MVP・大井、2位・土方、3位・栗林
大井の優勝で始まった今年のグランプリ、結果として大井で始まり大井で終わる2018年シーズンで幕を閉じた。MVPに選ばれマイクを向けられた大井は来年の抱負を聞かれ、「今、日本男子が強いのでWPA男子9ボール世界選手権で頑張ってきますので応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。2018 WPA男子9ボール世界選手権はステージ1の予選が12月10日?12日、ステージ2の本戦は12月13日より行われる。日本人選手の世界での活躍に期待したい。