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女子ナインボール世界選手権

12月2日に開幕し、中国・海南島を舞台に開催されていた『女子ナインボール世界選手権』が、9日（日）に最終日を迎え、決勝で王??（中国）を下した韓雨（中国）が、自身3度目となるナインボール世界女王の座に就いた。

64名が頂点を競ったステージ2の戦いはまず、8名?8組がダブルイリミネーションのグループラウンドによって32名に絞られ、ここから9ラック先取のシングルイリミネーションによる決勝トーナメントとなった。


JPBAから参戦し、ステージ2に出場したのは河原千尋、平口結貴、栗林美幸、梶谷景美、夕川景子の5名。その中で栗林と平口の2名がベスト32入りを果たしたが、ともに決勝トーナメントの初戦で敗れ、JPBA勢の今大会最高成績は17位タイで終了となった。


世界の強豪達によるサバイバル戦では、今年も地元中国勢の強さが目立ち、ベスト8の段階で5名が中国選手となる。その中で韓雨はベスト16から、ジャスミン・オーシャン（オーストリア）、ケリー・フィッシャー（イギリス）、ルビレン・アミット（フィリピン）というナインボール、テンボールで世界タイトルを持つトップ勢を撃破して決勝に進出。

一方の王??は、ベスト32戦で台湾の魏子茜を退けると、以降は全て中国勢との対戦に勝って決勝に進出。3度目の優勝をかけた韓雨と初優勝を目指した王??の試合は、経験と実績に勝る韓雨が9-6で制して2年ぶりの戴冠。ナインボール世界女王のタイトルは、韓雨が初優勝した2013年以来、6年連続で中国にもたらされる結果となった。