2018WPA女子9ボール世界選手権
『第51回全日本選手権』が終了し、女子選手にとってはさらなる大舞台が12月2?9日に待ち受けている。上記の通り、ナインボールの世界一を決める大会『WPA女子9ボール世界選手権』が中国・海南島の三亜市にて開催される。
2?5日にかけてステージ1が行われ、7先の勝者ブレイク・シングルイリミネーションによってステージ2の出場枠64名へと絞られる。ステージ1のJPBA出場選手は
小西さみあ
と
夕川景子
となっている。
小西さみあ
夕川景子
ステージ2は5日からプレイヤーズミーティング、オープニングセレモニーが行われ、6日より試合が行われる。ステージ2は始めに7ラック先取、交互ブレイク、ダブルイリミネーションのグループラウンドが行われベスト32を決定する。ベスト32からは決勝ラウンドとなり、9ラック先取、交互ブレイクのシングルイリミネーションでしのぎを削る。ステージ2シードは、
河原千尋、
平口結貴
、
栗林美幸、
梶谷景美
の4名。
河原千尋
注目選手の筆頭としてまず挙がるのは河原だろう。今年も国内公式戦で4勝を挙げてJPBAランキングは不動の1位。さらに'16年に行われた同大会では準優勝と、現在の日本の女子で最も世界一に近い存在と言える。海外のワールドクラスの選手と渡り合う河原のプレーに注目だ。
梶谷景美
栗林美幸
その河原と毎年のように国内トップの座を争ってきた梶谷と栗林にももちろん注目だ。常に日本の女子ビリヤード界を牽引してきた梶谷は'06年の同大会で3位入賞の実績を持ち、栗林は今年公式戦3勝を挙げ、河原に次ぐランキング2位。海外の強豪選手達に引けを取らない実力を存分に発揮してもらいたい。
平口結貴
また、今月より日本ハムファイターズのクラウドファンディングのアスリート第2号に選ばれた平口にも期待が集まる。Yahoo!ニュースにも取り上げられていたように、募集開始から僅か1週間で支援金が目標額の140万円に到達するなど、ビリヤード界にとどまらず大きな注目を浴びている平口。その大きな支援に応えるべく、結果という形で恩返しをしていきたいところだろう。
今年の『全日本選手権』では女子の選手はベスト16で全て敗退してしまうという厳しい結果に終わってしまった。その鬱憤を晴らすべく、日本人選手の世界の舞台での活躍に期待したい。先ずは小西・夕川の両名がステージ1を突破し、全選手がステージ2で見られることを願うばかりだ。