振興を目指せ!
文化の日の11月3日(土)、東京・杉並区では「杉並区スポーツレクリエーション大会」が開催されていた。
杉並区のスポーツ・リクリエーション協会が主催する大会は、区民のスポーツ振興を目指して行われる「区民体育祭」の一環となっている。このイベントにビリヤードも参戦。JPBAの有田秀彰プロと徳田五月プロが講師となり訪れた人々にレクチャーした。
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味わい深いイベントポスター
ポスターにはビリヤードの他にバウンドテニス、インディアカ、ユニカールなど見慣れないスポーツの名前が並ぶ。普段は接点のないスポーツに親しむというのがイベントのコンセプトだ。
ちなみに、有田プロたちはこのイベントでペタンクという競技に挑戦したらしく、初めてにも関わらずかなりハイレベルなゲームができたんだとか。
レクチャーの様子。イベントで使用したミニテーブル2台は福田豊プロが貸し出してくれたものだそうだ
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真剣な面持ち
イベントに8年間参加し続けいてる有田プロは、「ビリヤードが子ども達にとても評判なのは間違いないです。このイベントだけでなく、これまでたくさんの普及活動となるイベントに携わってきました。ただ、そのイベントの後に実際にビリヤード場に来た、ということはほとんどありません。ービリヤードという競技そのものはとても人気があるのに、お店には入れない、これが現実です。ビリヤード場の扉を開けるということが多くの人にとってとても高いハードルであることを僕らは認識する必要があります。」と語る。(
ブログより)
イベントでの子ども達は楽しそうにビリヤードに興じていた。そこからもう一歩踏み込んで、「ビリヤードをしに行こう」となるようなビリヤード場というのは裾野を広げるに際して外せないだろう。こうしたイベントからビリヤード場へ、その流れが自然とできるようになれば良い。
写真提供/有田秀彰