全日本選手権前、最後の戦い
10月28日(日)、東京都池袋の『ビリヤードロサ』にて『グランプリイースト第7戦』が行われる。フォーマットはナインボールの交互ブレイク、スリーポイントルール、セルフラック。前日に行われる関東予選は、10ラック先取により決勝に進む12名を決める。28日はベスト8まで9ラック先取、ベスト4より8ラック先取となる。
会場の池袋『ビリヤードロサ』
現在JPBAランキングで首位を独走している
大井直幸が欠場となっている今大会、若干の寂しさはあるが、東日本は日本の上位プロが数多く所属しているため盛り上がらない理由が無い。
優勝候補としてまず挙げられるのは、第6戦優勝の
土方隼斗だろう。今年の土方グランプリのみで言えば第6戦まで優勝が無く、第1戦と第4戦に関してはベスト16入りを逃すなどしたが、、シーズン後半になるにつれ、土方は強さを取り戻していき、第6戦決勝では
羅立文を相手に圧巻のマスワリショーで8?1と寄せ付けず快勝した。グランプリ2勝目を懸けた土方のプレーに期待したい。
前回優勝・土方隼斗
土方の対抗には
栗林達が挙げられるだろう。栗林は今シーズンのグランプリは第1・第2戦準優勝、第5戦優勝、第6戦ベスト4と高い確率で入賞を果たしており、オープン戦でも3勝とシーズン通して状態が良い。『全日本選手権』直前ということでここで勝って弾みをつけたい。
栗林達は『ニッカ五反田』にて予選を戦う
2人の今シーズンの対戦成績は栗林の2勝1敗と、栗林が一歩リードしている。しかし、グランプリに限れば土方が1勝と、両者の戦いの予想は非常に付けにくい。相変わらず全日本上位ランカーが目白押しの大会。また、この日はグランプリと並行して、昨年初開催された東日本トップ女子8名(
栗林美幸、
梶谷景美、
曽根恭子、
土師理恵子、
府川真理、
後藤田佳奈、
宮坂美香、
野内麻聖美による『東日本GPクイーンズ』も行われる。時間のある方はぜひ池袋で男女トッププロ達の攻防を生で見て頂きたい。