森雄介はベスト32で敗退
エジプト・カイロで現地時間10月2日(火)から開催されている「71st World Championship 3-Cushion」。スリークッションの世界大会として毎年注目が集まる。世界ランキング上位、ワイルドカード、各国のキャロム連盟選出の選手ら48名が世界各国から集い、日本からは若手として勢いをつけている森雄介(JPBF)が参戦した。
最初から最後まで40点ゲームの世界大会。予選は2日から4日にかけて48名が16組に分かれての総当たり戦で行われた。3名1組の中で上位2名の計32名が決勝トーナメントへと進出した。F組に入った森は、韓国のHEO Jung Hanに次いで2位で予選通過を決めた。
森雄介
現地時間4日16時より決勝トーナメント初戦に挑んだ森は、ベルギーのEddy Leppensに23?40で敗れ、17位タイで大会を終了した。現在も進行中の大会は、ベスト8がちょうど始まろうというところだ。1番の優勝候補と目されるのは、昨年の70回大会で優勝しているフレデリック・クードロン(ベルギー)だろう。数多のタイトルを獲得し、キャロムビリヤードに於いてその地位を不動のものにしているクードロンは、今年すでにトルコとポルトガルでそれぞれ4月と7月に開催されたワールドカップで優勝している。
しかし、今回のタイトルはそう簡単ではないかもしれない。2年連続でワールドチャンピオンシップで頂点に立ったプレイヤーはここ最近でも1991年と92年に優勝したトルビヨン・ブロムダールまで遡る。それ以来ワールドチャンピオンシップの防衛に成功した選手はいない。クードロンが昨年に続き優勝旗を手にしてまた一つ歴史を作るのか、それとも新たなチャンピオンが生まれるのか、6日(土)19時開始(日本時間7日午前2時)の決勝で明らかとなる。
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On the hill!