全日本シニアスリークッション選手権大会
10月8日(月・祝)、「第17回全日本シニアスリークッション選手権大会」が開催された。
出場資格は、満60歳以上、持ち点20点以上。今年は38名のプロ、アマチュアが参加した。
予選には東京都内の4会場、『
ビリヤード小林』、『
ビリヤードニッカ』、『
ビリヤード相馬』、『
ビリヤードクラブナビー』が使用された。3?4名1組の10組に分かれ、15点先取の総当たり戦が行われ、各組上位2名の20名が決勝トーナメントへと進出した。
決勝へ進んだ20名の選手達
午後2時半から『ビリヤード小林』で開始された決勝トーナメントは、予選と変わらない15点先取のシングルトーナメントで開催された。20名の中で決勝へと進んだのは御年68歳になる
肥田明と66歳の
奥村健のJPBF勢。肥田は決勝トーナメントで川口誠(ビリヤード松山)、
市川利夫(JPBF)、2015年優勝の松山秀正(松山)を破っての決勝進出。対する奥村は、松浦広昭(ビリヤードCANNON)、池田民雄(Kobby's)、
島田暁夫(JPBF)を破り決勝へと進んだ。
大会ベスト8の面々
決勝立ち上がりは先攻の奥村が繊細なプレーでランを重ね、3キュー終わって6点とリードを取る。しかし、その後なかなか点を取ることができず、その間に肥田が5点と迫り、14キュー終わってスコアは11?11のタイに。17キュー目、後攻の肥田が3点のランでカウント14?11でタイトルまであと1点とリーチをかける。絶対に点を取りたい奥村だったが、18キュー目得点はならず。最後は肥田がきれいな裏回しで優勝を決めた。
肥田はこれで「シニア」3連覇。通算では5度目の勝利を成し遂げた。
優勝・肥田明
写真提供/
JPBF