全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会
昨日から『リバプール勝田』(茨城県ひたちなか市)で開催されている『全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』ポケットの部は、いよいよ本日、A、B、Lの各クラスのチャンピオンが誕生する。フォーマットはナインボールの5先(BとLは4先)というスリリングなショートゲーム。ワンミスで展開がガラリと変わることから、選手たちは皆プレッシャーを感じつつ、一球一球に集中して戦っている。
2日目の今日は先にB級とL級のベスト32からスタートして、ベスト16から3クラス足並みを揃えて絞り込んでいく。この大会の特徴である大会公式ポロシャツを纏い、背中には都道府県名と参加クラス、選手名が印字されたゼッケンを貼った選手の集まりは、スポーツビリヤードを一層感じさせて、プレイヤーのアスリート感も高まって表情さえも普段以上に引き締まったように見受けられる。
会場のリバプール勝田は、オープンから30年を経た老舗で、ポケット26台にスリークッションと四ツ球がそれぞれ2台という超のつく大型店。天井は高く、壁面に大きな鏡が一面に貼られているため、広大な面積をさらに広く感じさせる。また試合に使用する16台のポケット台以外のスペースを選手の待機スペースに割り当て、さらに広くゆったりとしたカフェスペースもあり、選手たちはストレスを感じることなく待ち時間を仲間の応援や談笑で過ごしていた。
運営は地元のアマチュア連盟(茨城ローテーションクラブ)のクラブ員が担当。慌ただしい作業が続くも、全員が和やかな雰囲気であることが印象的。場内の移動に時間がかかることから、場内各所に配置されたレフェリーを兼ねたスタッフが、終了した試合の情報をLINEグループで共有して、回転間のロスタイムを減らしてスピーディな進行に努めている。その成果もあって、今日は夕方には閉会式を執り行う予定だ。
最後に参加している選手から拾った生の声を紹介して、初日のレポートの締めとさせていただく。
「毎年、違う県(翌年に国体が開催される県)で開かれるので、新鮮な気持ちで参加できる」
「(各県の)出場枠が少ないため県代表の意識が強くなる」「同じ県の異なるクラスの代表者同士が仲良くなれる」
「過去の大会を振り返るときに『〇〇(県名)の時』と言う感覚が好き」「ショートゲームなので緊張感が半端ない」
「広いお店なので特設のような気分」などなど。
なお大会公式Facebookも用意されているので、地元選手や仲間の動向をチェックするには
こちらで。
Akira TAKATA