世界のトッププロ集結、14?1の世界権威大会
ラスベガスではアマチュアの世界大会、World Pool Championship 2018 が開催されているが、同じくアメリカのカリフォルニアではThe World 14.1 が行われている。1912年から始まって、78回目を迎える14-1種目の一大大会として注目を集める。過去5回の大会はニューヨーク州の「Steinway Billiards」にて開催されていたが、今年は同州の「The Spot Billiards Cafe」に場所を移した。
過去の優勝は昨年がリー・バン・コルテッザ(フィリピン)、16年はミカ・イモネン(フィンランド)、15年はトーステン・ホーマン(ドイツ)と名だたるプロがずらりと並ぶ。今年はホーマン、イモネン、フィリピンのワレン・キアムコ、シェーン・バン・ボーニングなど世界のトッププロ48名が招待されての開催だ。
トーステン・ホーマン
13日から始まった大会は各6名の8グループに分かれて100点総当たり戦から始まった。
3日間かけて行われた総当たり戦では、4度大会を制覇しているホーマンが全体を1位で通過した。以下はホーマンに次いでシード権を得た5名だ。
第1シード:トーステン・ホーマン
第2シード:ジョン・シュミット(アメリカ)
第3シード:トニー・ロブレス(アメリカ)
第4シード:ワレン・キアムコ(フィリピン)
第5シード:ヤング・ヘリング(アメリカ)
5名とも土付かずでの勝ち抜けだ。第5シードのヘリングはなんと74歳。グループを共にした不動のトッププロ、ボーニングを100-98で破ってのグループ1位通過を果たした。
ヘリングはニューヨーク在住の牧師
74歳で総当たり戦を全勝通過するのは、ビリヤードの歴史の中で最年長の記録だ。敗れたボーニングは、「98-70で優位の状況でセーフティをしましが、その後私に撞き順は回って来ませんでした。この展開は予期していませんでした」と驚きを表していた。
ボーニングもグループ4を2位通過している
大会4日目を迎えた今日(現地時間8月16日)は総当たり戦を抜けた24名による150点先取、ダブルイリミネーションのトーナメントが行われている。今日の試合が終わると、ラスト16名に絞られてシングルイリミネーションの大会となる。現地時間8月17日(金)はベスト8戦が200点先取、18日(土)は準々決勝と準決勝が行われ、そして19日(日)の午後1時(日本時間20日午前5時)より300点先取の決勝戦がスタートする。
今後の結果はまた後日。
photo courtesy of dragon promotions/ JP Parmentiel/ Matchroom Sports