PREMIER SEVEN vol.0-2 in ビリヤード・ロサ
左から3位タイ・モチヅキヨシタカ、イチジョウケンタロウペア、準優勝・トヤマヒサシ・エノモトショウタペア、優勝・タニアイヒロキ・ハラサワミサキペア、3位タイ・アライフミオ、アズマヨシオペア
8月12日(日)、東京・池袋の『
ビリヤード・ロサ』にてビリヤードイベント『PREMIER SEVEN vol.0-2』(以下、プレミア7)が開催された。前回開催からほぼ倍増、88組176名がダブルスイベントに参加し、大盛り上がりの1日となった。
開会を告げるプロ達。左から土方隼斗、福田豊、栗林達、羅立文、藤井寛美(JPBAプロ)
プレミア7のメインイベントであるダブルス戦は出場者の技術力を表すスキルレベル(JPAスキルレベルやビリヤード検定グレード、クラスによって設定)の合計上限が14となっており、中級者同士での参加も可能。さらに、前回からの「ターン交代時はフリーボールからスタート」というルールも引き続き採用された。
独自のフォーマットで行われるこのダブルス戦、初級者から上級者、そしてプロプレイヤーまでそれぞれ楽しめる仕掛けが施されており、ルール自体も早速浸透しつつあって前回以上に参加者からは好評を集めていたようだ。
試合はタニアイヒロキ・ハラサワミサキ(ビリヤードバロン板橋店)ペアが決勝戦でトヤマヒサシ・エノモトショウタ(Berry)ペアをワンモアタイに及ぶ熱戦の末に破り、優勝を果たした。
ペアマッチ優勝のタニアイヒロキ・ハラサワミサキペア
ダブルスイベントと並行して32名限定のナインボール、3ラック先取のシングルス戦も行われた。決勝戦では
羅立文プロがタムラマサユキ選手を3-2で破ってトッププロの素晴らしい技術を観客に披露していた。
左からシングルス3位タイ・ナカジマユウイチロウさん、優勝・羅立文プロ、
準優勝・タムラマサユキさん、3位タイ・栗林達プロ
このプレミア7ではこのダブルス・シングルス両トーナメントだけではなく、1日をビリヤード漬けで楽しむための仕掛けが盛りだくさんとなっている。ディズニーペアチケットやテレビなどの豪華景品が用意された抽選会、ダブルス敗退者向けのミニトーナメント、
福田豊プロによるレッスンイベントや課題にチャレンジして成功すれば抽選会の当選確率があがる抽選券がもらえる「1Shotチャレンジ」などが行われた。
中でもひときわ盛り上がったのが、
土方隼斗プロに1ラック勝負を挑めるチャレンジマッチイベント。スタートからイベントの最後まで、人の列が途切れることなく合計42名が参加した。メインのダブルスイベントに予選で敗れても、様々なビリヤードの楽しみ方ができる、という訳だ。ダブルスにエントリーした選手たちだけではなく、観戦者などふと立ち寄ったビリヤードファンも楽しめる1日となっているのだ。
笑顔でチャレマに興じる土方プロ
次回は12月23日(日)、同じくビリヤード・ロサにて行われることがアナウンスされている。そして同時に、2019年春に特設会場にて7フィートテーブルを設置しての開催も予告された。
この特設会場での開催こそ、プレミア7が掲げていた本来のコンセプト。今回開催までの大会ナンバリングが「0」、「0-1」、そして今回の「0-2」となっているが、いよいよ「本当の第1回イベント」、つまり「PREMIER SEVEN vol.1」が春に開催されるということなのだ。毎回、ブラッシュアップされてより楽しい、新しいタイプのビリヤードイベントとして成長しつつあるプレミア7。果たして次はどんな風によりビリヤードファンを楽しませてくれるのか、開催ごとに期待は高まる一方だ。
Masato KITAMURA