左から、3位タイ・土師理恵子、優勝・栗林美幸、準優勝・河原千尋、3位タイ・和泉早衣子
のカードとなった。河原 vs 土師のゲームはファーストラック以外河原が譲らず7-1で終了。河原がツアー3連勝をかけて決勝へと駒を進めた。一方の栗林 vs 和泉戦は追いつ追われつのシーソーゲームとなった。2-2で迎えた第5ラックから栗林が3ラック連取するも、次ラックからは双方のシュートミスが目立つようになり、その中でじわじわと和泉が追い上げて再び5-5のタイに。お互い苦しい中でセーフティを有効に決めた栗林が最後の2ラックを取って決勝へ進出した。
決勝戦は河原のブレイクから始まり先制するが、第2ラックから栗林が3連取して3-1に。第3ラックではジャンプインも成功させるなど、栗林は準決勝終盤の調子の悪さから復調したように見えた。対象的に河原は首を傾げる場面が多く、攻守共にイメージ通りのプレーが出来ていないようだった。続く第5ラックは栗林のスクラッチミスで河原が1点返すも、その後の2ラックはまた栗林が連取カウントは5-3、リーチまであと一歩と迫る。しかし、ツアー2連勝中の河原は大人しく引き下がらずに粘りの1点を返し4-5に。両者譲れない第10ラック、河原がセーフティ戦を制し、途中のコンビも上手く決めて取り切るかに見えたが6番でシュートミス。栗林がリーチをかけた。第11ラックはセーフティ合戦となった2番を河原が穴前に残し、栗林がそこから取り切る形で7-4で勝利、5月の「大阪クイーンズ」に続き今期2度目の優勝を決めた。