レイス゛・キアムコ・リニング編
JO開幕までいよいよ2日。第31回大会には国内外のトッププレイヤー、男女合わせて496名がエントリーしていますが、既報の通り、すでにトーナメント表もアップされ、出場プレイヤーも臨戦態勢となっています。
今日のJOカウントダウンは、昨日に引き続きそんなプレイヤー達がJOで今年も見せてくれるであろう、会場を沸かせたスーパーショットをいくつかピックアップして紹介してみます。今回はフィリピン編です。
○2011年大会決勝
エフレン・レイス゛/heavenry kiss
第2ラック(スコアは1-0)
ビリヤードマジシャンことE・レイス゛が
張榮麟との決勝で放ったショットです。第1ラックの10ボールを沈めて先手を取ったレイス゛でしたが、第2ラックのブレイクで1番はクラスターの中に。明らかに攻める手立てはないようでした。しかしマジシャンだけには1番が向かうポケットがしっかりと見えていました......
○2012年大会決勝 ウォーレン・キアムコ/amazing break
第7ラック(スコアは4-2)
2012年の男子決勝は初優勝を目指すW・キアムコと2度目の制覇がかかった
川端聡のカードとなりました。第7ラックのセーフティ戦で川端のファウルを誘った老獪にしてスーパーテクニシャンのキアムコ。緻密で正確な組み立てとショットで難解な配置を紐解きます。
○2014年大会決勝
アントニオ・リニング/long bank
第1ラック(スコアは0-0)
日本国内のメジャータイトルを全て獲得しているアントニオ・リニングとアメリカ産「ロケット」こと
ロドニー・モリスの決勝戦、ファーストラックです。リニングが順調に取り切るかに見えましたが、テーブルコンディションをまだ把握しきれず手球のコントロールに苦しみ、ポジショニングに失敗します。しかし、そこからのリカバリーは目を見張るものでした。