第25回全日本女子スリークッション選手権大会
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肥田緒里恵は通算17度目の全日本女子制覇
7月7日?8日(土・日)に東京都・新宿の『ビリヤード小林』を会場に『第25回全日本女子スリークッション選手権大会』が開催され、地区予選通過者とシードを合わせた9名が2日間に渡る総当りリーグ戦で日本一を争った。
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会場となった『ビリヤード小林』
フォーマットは25点先取、40秒ルール、50キュー打ち切りの両者敗けとなっている。シード選手は、前回の第24回大会優勝者と現世界選手権者である
肥田緒里恵(JPBF)、そして今年5月に行われた『第19回アダムエメラルドカップ』の優勝者・
東内那津未(JPBF)の2名。予選を突破したのは、中日本の山本和子(Dr. CAROM)、東日本からは
林奈美子、
界文子、
西本優子(以上JPBF)、小林諒子(Kobby's)、吉村香南枝(NIKKA)、井上牧子(Kobby's)の計7名。
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準優勝・界文子
まず初日の6日には全選手が4試合?5試合を消化。この時点でトップに立ったのは4勝0敗の肥田緒里恵で、アベレージも全選手中1人だけ1点を超える1.204と盤石の戦いを見せた。それに続いたのが5試合を戦い4勝1敗、アベレージ0.880の界、そして一昨年、昨年と2年連続で肥田と優勝を争った林が、4戦全勝、アベレージ0.699で3位につけた。
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3位・林奈美子
勝負が決する最終日、この日も安定した戦いを見せたのは肥田。第1試合、第2試合で井上、山本とアマチュア勢を連破すると、第3試合では試合中盤まで林にリードされる展開ながら、終盤で逆転を果たして25-22。7勝0敗で迎えた最終の第4試合でも、東内を25-19で退けて、昨年に続き8戦全勝、アベレージも1.081として全日本女子3C選手権4連覇を達成した。
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4位・東内那津未
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5位・西本優子
2位には、肥田と林に敗れたものの6勝2敗でまとめた界、ここ2年準優勝だった林は5勝2敗1分けで3位、以下4位に東内、5位に西本とJPBF勢がトップ5を占める結果となった。なお、アマチュア勢では、林を相手に25-25のドローとした小林が、通算3勝4敗1分けの6位と健闘した。また、今大会の結果により、9月にトルコで開催予定の『世界女子スリークッション選手権』の代表選手は、現世界選手権者の肥田と界文子に決定した。
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6位・小林涼子