8月12日(日)@ビリヤード・ロサ
「プレミアセブン」という言葉に聞き覚えがある方もそろそろ増えてきたのではないだろうか。「国内最大級、未来のビリヤードがここにある」と銘打ち、昨年10月と今年3月に『Vol.0』と『Vol.0-1』が開催されたイベントは、とにかく「楽しむこと」がコンセプトのペアマッチトーナメントだ。
そして今回、第3弾となる『PREMIER SEVEN-プレミアセブン vol.0-2』が8月12日(日)に開催される。会場は東京・池袋の「
ビリヤード・ロサ」だ。エントリーは既に開始されている。
イベントとして人気の高いペアマッチトーナメントは高い頻度で各地で開催されている。その中で、プレミアセブンでは一風変わった「オリジナルルール」が採用されている。ワンショット交代、ハンデ制のナインボールなのは他のトーナメントと一緒だ。しかし、プレイヤーのレベルでハンデが変わり、1球1点(9番のみ2点)で持ち点を競うJPAナインボール基礎に、『相手チームに交代時の最初のショットは手玉フリーボール』、というルールは他ではないだろう。
初球が手球フリーだとどんな感じか。まずセーフティショットがほぼできない。故意にトラブルを作る以外に守る術はなくなる。その代わりに相手のミスからの一発逆転の可能性が高まり、球回りの運・不運が減って公平になる。このルールが採用された『Vol.0-1』ではテンポよくゲームが展開し、スムーズなトーナメント進行にも繋がっていた。
『Vol.0-1』優勝の若江・ラフールペア
「仲間と楽しむ」がコンセプトのプレミアセブンはペアマッチだけでは終わらない。『Vol.0』・『Vol.0-1』共に、ペアマッチの他にシングルトーナメント、プロのチャレマ、プレミア大抽選会、などなどビリヤードイベントが目白押しで、参加者はペアマッチと平行して思い思いに楽しんでいた。もちろん『Vol.0-2』でもそれは変わらない。プレー中のお酒もOKで、仲間と一日ビリヤードを満喫できるイベントとなっている。
プレミアセブンの根底は、ビリヤード人口の裾野を広げたいというところにある。「ビリヤードはレジャーと競技の両面を持っていて、それがよくごっちゃになっていたりもする。ピラミッドの下の層のほとんどの人は、レジャーとしてビリヤードを楽しんでいます。でも、何かのきっかけで競技ビリヤードの世界に触れて、上を目指す人が出てくる。横方向の広がりと上への流れ。プレミアセブンではこの2つのベクトルを意図的に同時に創りたい」と主催の(株)ジャスト・ドゥ・イットの谷崎代表は語る。
『Vol.0-1』シングルスベスト4。左から3位タイ:川連一斗、準優勝・羅立文、優勝:栗林達、3位タイ:藤井寛美。3ラック先取のシングル戦はハイレベルなゲームが繰り広げられる
確かにプレミアセブンにはそんな流れを創り出すたの工夫が随所に詰まっている。1つ1つはここには書ききれないが、とにかく楽しめることは間違いない。8月はぜひ『PREMIER SEVEN-プレミアセブン vol.0-2』に参加してその雰囲気を味わってみてはいかがだろうか。