全日本アマチュアナインボール選手権大会
6月と7月、梅雨と夏に挟まれた今週末、兵庫県ではアマチュアポケットのビッグタイトル、「全日本アマチュアナインボール選手権大会」が開催される。
アマナインの通称で親しまれてきた大会は、毎年A級・B級・女子級の3部門でそれぞれトーナメントが開催されている。それぞれの部門ごとに各都道府県で予選が行われ、その予選を突破したアマチュアプレイヤーがお馴染みの大会会場である兵庫県尼崎市・「アルカイックホール」に集結する。
種目は大会名にもあるようにナインボール。A級9ラック先取、B級7ラック先取、女子級は6ラック先取で、いずれの部門もシングル・イリミネーション、スリーポイントルール、プッシュアウトルールが採用されている。
全国から予選を勝ち抜いて集まるプレイヤー達は、A級は言うまでもなく、女子級、そしてB級まで猛者揃いだ。昨年のA級部門の決勝は、今年1月の「京都オープン」で次々とプロとトップアマを破り優勝を飾ったトップアマ・鏡園勝と、同じく1月にプロに転向した草開茂和のカードとなり、これをヒルヒルで制した鏡園が大会初制覇した。
A級ベスト4。左から3位タイ・弓場将平、準優勝・草開茂和、優勝・鏡園勝、3位タイ・中野雅之
女子級では、2012年から2015年まで女流球聖位の座を守り続けるという偉業を成し遂げた佐原弘子と、草開同様今年の1月にプロに転向した小西さみあの決勝に。このゲームは小西が6?3で勝って、2度目のアマナインタイトルを獲得した。
女子級ベスト4。左から3位タイ・佐藤裕美、準優勝・佐原弘子、優勝・小西さみあ、3位タイ・西田恵子
A級への登竜門となるB級戦では、福岡の木原寛満と大阪の大西正敏が決勝で対戦し、大西が7?1で木原を下して正式にA級に昇格、嬉しい優勝を果たした。
B級ベスト4。左から3位タイ・青柳秀和、準優勝・木原寛満、優勝・大西正敏、3位タイ・遠藤総司
今年も例年と同じくA級、B級戦は128名、女子級は64名がビッグタイトル獲得をかけて鎬を削る。1976年から開催されてきたアマナインは、国内で1番歴史の長いナインボールの公式戦だと言われている。そんな重みのある大会は、兵庫県尼崎市・「アルカイックホール」にて6月30日?7月1日(土・日)開催だ。
ちなみに、兵庫県の梅雨明けは例年では7月21日ごろ。今週末は最高気温30度越え、くもりと晴れの予報となっている。
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