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過去のニュース(2018年)

2018.05.20 トーナメント

土方隼斗、今季初勝利を14-1初制覇で飾る!

第46回全日本14-1選手権大会

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土方隼斗が今シーズン初優勝


14-1が種目となっている年に一度のJPBAランキング対象の公式戦『第46回全日本14-1選手権大会』の決勝トーナメントが、5月20日(日)、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』を舞台に開催された。

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会場となった『ビリヤード・ロサ』


この日は前日の予選を通過した16名のプレイヤーが出場。10時30分にスタートした1回戦から勝ち上がり、ベスト4に進出したのは、昨年の覇者でこれまで今大会を4度制している羅立文、その羅と昨年決勝戦を戦った川端聡土方隼斗照屋勝司の4名。準決勝の組み合わせは、羅vs照屋、土方vs川端となった。

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3位タイ・川端聡


まず早々の決着を見たのが土方vs川端の戦い。1回戦で青木亮二を100-7、準々決勝では唯一アマチュアとして勝ち上がってきた干場修を100-37で退けて好調な仕上がりぶりを見せていた土方が、このゲームでもいきなり70点のランで先行。土方のノーコールインでターンを得た川端であったが、これを活かすことができず、逆に土方がここから30点を撞き切って勝利。一昨年以来のファイナル進出を決めた。
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3位タイ・川端聡


1回戦で竹中寛田中雅明、準々決勝で水下広之と14-1巧者を下した優勝大本命の羅と、大西想西尾祐を破って準決勝登場の照屋との一戦は、まずは小刻みに加点した羅が55-0と先行。5ラック目に突入したところで、羅がセーフティをミスすると、ここから照屋が反撃を開始。見事なつなぎを見せながら39点まで得点を伸ばす。

この後スコアは56-39となり、ここからのセーフティ戦からさらにチャンスをもらった照屋だったが、コンビで狙っていった10番を外してしまい、羅にターンを譲る。するとここから羅が貫禄の44点撞き切りを見せて照屋にチャンスを与えることなく決勝戦に進んだ。

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準優勝・羅立文


大会初優勝を目指す土方と大会史上最多となる5度目の優勝に王手をかけた羅の決勝戦は、羅のブレイクでスタート。このセーフティで14番がコーナーに見える形となったが、手球はクッションにタッチ。果敢に攻めた土方だったが僅かにポケットを外れて、まずは羅にチャンスが回る。

オープンとなったテーブルをクリアし、ブレイクボールへのポジションも完璧に決めた羅。このままランを重ねていくかに見えたが、ラックにヒットした手球がコーナースクラッチ。思わぬ形でターンを得た土方も負けじと14個を沈めてゲームは3ラック目に突入。しかし、なんとここで土方もスクラッチミスを犯してしまい、13-13で再び羅がテーブルに向かった。

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13-13からこのラックを取り切って27-13とした羅だったが、4ラック目のブレイク後に手球がラックに埋まってしまいセーフティ。この後土方に難しい13番が残る形となり、土方はロングで撞きづらい形を嫌ってほぼ同じ位置に手球を残す。13番をコールしてこのショットに行った羅がシュートを薄くミスして、土方が再びチャンスを得る。

試合はここから、順調にランを重ねた土方が53点までスコアを伸ばしてペースを握り、リードを保ったまま70-38となったところで羅のターン。62点は十分に逆転可能ラインだったが、52-70で迎えたブレイクでコーナーポケットへの薄いショットをミスし、これが羅のラストショットとなってしまった。「最後の2ラックはこれまでにないくらいテンパりました」と勝利後のインタビューで語った土方がきっちりと100点に到達し、今シーズン初勝利を自身初の全日本14-1制覇で飾った。