今年も「都道府県対抗」の季節がやってきた。和歌山県の特設会場「和歌山ビッグホエール」で行われる『都道府県対抗戦』は第54回目を迎える。JAPA(日本アマチュアポケットビリヤード連盟)が主催する今大会は国内で由唯一の団体公式戦だ。JAPAの各都道府県の支部クラブの代表5名がローテーションで日本一を競い合う。
「和歌山ビッグホエール」。最大収容人数の8,500人の大きさを誇る
全国から集る48のチームがまずは予選で4ブロックに分かれ、総当たり戦を行う。チームの総合成績で予選の順位が決まり、各ブロックの1位が決勝でシングルトーナメントを行い日本一が決定される。予選だけで1人当たり11試合こなすことにるので、体力の温存も優勝へのカギとなってくる。
一昨年と昨年は埼玉Aが2連覇を達成している。4月に行われた『第27期球聖戦』で史上最多の6期目となる球聖位の座に就いた喜島安広率いる埼玉Aは、その他のチームメンバーも実力派ばかり。同チームの高橋政章は昨年の大会でハイラン賞を獲得している。3連覇のかかる埼玉Aに注目が集ることは間違いないだろう。
昨年優勝時の埼玉A。左から喜島安広、高橋政章、建川雄司、青柳高士、齋藤克幸