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過去のニュース(2018年)

2018.03.13 トーナメント

竹中寛が愛知で西GP通算5勝目!

西日本グランプリ第1戦@R.T.B

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竹中寛が長時間に渡る戦いを制して今季初優勝


愛知県犬山市の『R.T.B』(予選は近隣2店舗併用)において、『西日本グランプリ(西GP)第1戦』が開催された。同会場での西GPは昨年に続いて2年目で、前回と同様、大勢のギャラリーで会場は賑わった。

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『R.T.B』には数多くのギャラリーが観戦に訪れた


昨日、既報の通り西GPキング・大井直幸が東日本へ移籍して、挨拶代わりの優勝を飾ったこの日。大井は西日本在籍9年間の40開催(海外試合との日程重複で欠場あり)で優勝16回と驚異的な数字を残している。その大井が抜けた西日本の主役に誰が名乗りを上げるのか? そんなムードで大会は進行した。

注目は2人のシードだったが、インドネシア遠征から帰国直後に参戦した前回優勝の飯間智也は、スヌーカー界のホープにしてエース格である神箸渓心にゲームを支配され2-7のスコアで、同じく開催店シードで熱い視線を集めた原口俊行は同じ東海の和田敏幸に4-7のスコアで、それぞれ敗れて今回は9位タイに終わった。

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3位タイ・山川英樹


その神箸とベスト8で対戦したのは竹中寛。ここは竹中がトッププロの意地を見せ零封に仕留めて準決勝へ。さらに田中雅明との死闘をギリギリのところで制した福本宇太郎も3点に抑えて、優勝を果たした昨年の第3戦以来、7カ月ぶりとなる公式戦決勝進出を決めた。

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3位タイ・福本宇太郎


対するは川端聡。この日は危なげなく予選通過を果たすと、GP優勝経験を持つ北谷好宏、和田をともに4点に抑え、準決勝では好調な山川英樹とのレフティ対決を7-5で制しての決勝戦進出。アマチュア時代から同じ大阪を拠点にしたライバル関係にあった竹中vs川端のGPファイナルは4年ぶり3度目。過去2回は川端が制している。

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準優勝・川端聡


ベテランの域にある西の両エース対決に、ギャラリーのみならず会場に残ったプロ達も熱視線を送る。そんな状況の中、竹中のオープニング・ブレイクがノーインに終わると、川端が一気に2-0とする。だが、ここから竹中が珍しいシュートミスをチラホラ出しつつもポイントを加えて、3-3、5-5と競りながらゲームは終盤へ突入した。

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幸先良い勝利を挙げた竹中。今年のGPWを引っ張る存在になるのか


ゲーム巧者の2人の対戦としては、試合終了後に竹中も「緊張なのか疲れなのか、コンディションなのかよくわからないけれど、僕も川端君も不思議な状態だった」と語ったように、互いに噛み合わない珍しい展開となったが、1番からの取り切りでリーチをかけた竹中が、次ゲームもポイントして、西GP通算5勝目を飾った。長い一日に疲労の色も窺えたが、竹中は「優勝できたことは嬉しいです」と爽やかな笑顔でコメントを残して会場を後にした。

関西圏での開催が多い西のGP。竹中は5勝中3勝が関西以外での開催。これは偶然なのか、はたまたギャラリーが多いエリア開催だとプロ魂に火が付くのか? 今後の動向を見守って検証していきたい。

決勝戦の様子は後日CBNTで配信予定です。どうぞお楽しみに!

Akira TAKATA