全日本女子プロツアー第1戦@Billiard k
夕川景子は全日本女子プロツアー通算9勝目
日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)の2018年シーズンの開幕を飾った『全日本女子プロツアー第1戦』の決勝トーナメントが、広島県広島市の『Billiard k』を会場に14日(日)に行われた。
会場となった『Billiard k』
この日は13日(土)に行われた予選ラウンドを通過した16名による、ナインボール、7ラック先取のシングルイリミネーションが戦われ、4年半の間公式戦優勝から遠ざかっていた
夕川景子が気迫溢れるプレーを見せ、決勝で
平口結貴を7-4で下して幸先の良い開幕戦勝利を挙げた。
3位タイ・工藤孝代
夕川はベスト16戦で昨年のMVP
河原千尋を7-0の完封で破ると、準々決勝では、日本ビリヤード界への長年の貢献が讃えられ、11日にJPBAより特別功労賞を授賞したばかりの
梶谷景美を下す。
3位タイ・小西さみあ
さらに夕川は準決勝で2014年の全日本女子プロツアー第1戦以来、久々のベスト4進出となった
工藤孝代をに7-2で勝利して決勝に進出した。
準優勝・平口結貴
その夕川と開幕戦優勝を争ったのは、昨年ジャパンオープンを20歳で制し、2017年ランキングも4位と大幅にアップさせた平口。平口は初戦から
曽根恭子、
久保田知子を下してベスト4に勝ち上がると、ルーキーの
小西さみあと対戦。ここでアマ時代から全国タイトル戦を争ってきた小西を7-4で破って決勝に勝ち進んだ。
迎えた決勝戦は、序盤から平口にらしくない9番ミスがあり夕川リードで進む。中盤に入り一度は4-4と追い付いた平口だったが、ここから夕川が2連続ポイントを挙げてリーチ。最終となった第11ラックもきっちりと取り切って7-4でフィニッシュ。夕川はこれで全日本女子プロツアーで歴代単独2位となる9勝目。2018年シーズンがさらに激戦必至となることを予想させる、勝負強いトップランカーの久々のタイトル奪取となった。
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