男子ナインボール世界選手権@カタール・ドーハ
2017年のラストを飾るビッグトーナメント、『男子ナインボール世界選手権』がカタール・ドーハで開催中だ。13日にはベスト16戦と準々決勝が行われ、今年のファイナル4が決定した。
フィリピンからはカルロ・ビアド、ロランド・ガルシア、アルバニアのエクレント・カチ、そして台湾の呉坤霖。いずれのプレイヤーが優勝しても世界選手権初制覇となる。
カルロ・ビアド
まず今年ワールドゲームズで金メダルを獲得しているビアドは、ベスト16で同じフィリピンのジェフリー・イグナシオ、準々決勝では中国の劉海濤が規定の時刻に会場に現れなかったことによる失格で勝利して準決勝に進んだ。
ロランド・ガルシア
4人の中で最年長となる36歳のガルシアは、ベスト16で台湾の
柯秉逸を下し、準々決勝ではベネズエラのジャラル・アルサリシに勝って初のベスト4入り。
エクレント・カチ
今年、『ワールドプールシリーズ』で2勝、『USオープン』準優勝など、世界のプールシーンに旋風を巻き起こした18歳のカチは、カナダのジョン・モーラと、今大会の台風の目の一人となっていたミャンマーのマウン・マウンを連破して世界初制覇へあと2勝と迫った。
今大会の活躍で注目を集めたマウン・マウン
そして台湾勢として唯一人勝ち残った22歳の呉坤霖は、ベスト16で昨年王者のアルビン・オーシャン(オーストリア)を11-3で撃破すると、準々決勝では同じ台湾で2つ年上の謝佳臻を破って勝ち上がった。
呉坤霖
14日には準決勝から決勝までが行われ、いよいよ2017年のナインボール世界王者が誕生する。準決勝の組み合わせはビアドvs呉とカチvsガルシア。決戦は日本時間の16時にスタート予定だ。
→
試合のライブスコア/ライブストリーム
→
トーナメント表/試合結果
Photo Courtesy of WPA/Qatar Billiards & Snooker Federation/Bo Bade