シリーズチャンピオンにも輝いたクレンティ・カチ(写真提供:WPS/JP Parmentier)
新たなWPAランキング対象のツアーとして今年1月にスタートした『WORLD POOL SERIES 8-BALL』の最終戦となる『WPS GRAND FINAL - PREDATOR WORLD SERIES CHAMPIONSHIP』が、アメリカのニューヨークの『スタインウェイビリヤード』を舞台に開催され、アルバニアの新星、18歳のクレンティ・カチが第2戦に続き、ツアー2勝目を挙げた。
会場となった『スタインウェイビリヤード』(写真提供:Swag Sports)
この大会前に行われた『第42回USオープン』に出場し、決勝でイギリスのジェイソン・ショウに敗れたものの、準優勝を果たしていたカチは、世界のトップスターが集結した69人のフィールドでも強さを見せた。
準優勝はフィンランドのペトリ・マコネン(写真提供:WPS/JP Parmentier)
準決勝では、台湾期待の若手、呉坤霖との対決を11-8で制して決勝へ。その相手は、準決勝でフィリピンのデニス・オルコロを下したフィンランドのペトリ・マコネン。マコネンは、2013年にフィンランドがワールドカップ・オブ・プールで優勝を果たした時に、ミカ・イモネンのパートナーとして活躍した選手。
台湾期待の若手、呉坤霖は3位タイと健闘(写真提供:WPS/JP Parmentier)
13ラック先取の決勝戦は序盤2-0と先行したカチをマコネンが追い、中盤まで競り合う展開となる。カチの8-6リードから一時はマコネンが9-8と逆転したが、18歳とは思えぬ落ち着きと精度の高いショットで再逆転、最後は13-11でマコネンを下してグランドファイナルを制覇した。
この結果、4戦のポイントで争われるツアーチャンピオンも4戦中2勝を挙げたカチが獲得。以下2位にツアー創始者でもあるダレン・アプルトン(イギリス)、3位が第1戦優勝のルスラン・チナホフ(ロシア)、4位:クリス・メリング(イギリス)、5位:リー・ヴァン・コルテッザ(フィリピン)となった。
の3名が参戦したが、大井が敗者3回戦、高野が同2回戦、羅が敗者最終戦で敗れ、ベスト16進出はならなかった。