WPS GRAND FINAL - PREDATOR WORLD SERIES CHAMPIONSHIP
今大会では、柯秉逸を始め、台湾勢が快調に勝ち進んでいる(写真提供:WPS/JP Parmentier)
新たなWPAランキング対象のツアーとして今年1月にスタートした『WORLD POOL SERIES 8-BALL』の最終戦となる『WPS GRAND FINAL - PREDATOR WORLD SERIES CHAMPIONSHIP』が、アメリカのニューヨークの『スタインウェイビリヤード』を舞台に開催中だ。
会場となっている『スタインウェイビリヤード』(写真提供:SWAG Sports)
この大会には、先頃行われた『第42回USオープン』に出場した
大井直幸、
羅立文、
高野智央の3名のJPBA勢が参戦。世界のトッププロが集い、シリーズチャンピオンを決める戦いに挑んだ。
大井(左)は敗者3回戦、高野は同2回戦で大会を終えた
USオープンで自己最高位となる5位タイ入賞を果たした大井は、緒戦となった勝者1回戦で台湾の張玉龍に敗れて敗者側に回ると、2回戦でドイツの
ラルフ・スーケーと対戦し9-6で勝利。しかし続く3回戦でフィリピンの
リー・ヴァン・コルテッザに敗れて大会終了となった。また、高野は初戦でコルテッザに敗れ、敗者側1回戦では勝利したものの次戦で台湾の呉坤霖に屈してここで敗退となった。
ベスト16入りまであと一歩だった羅立文
JPBA勢、今回の最高位となった羅立文は、勝者1回戦ではカナダの
ジェイソン・クラット、2回戦ではWPSの創始者でもあるイギリスの
ダレン・アプルトンを下して、勝てばベスト16進出となる最終戦へ。ここで台湾の
張榮麟に敗れ、さらにベスト16入りへ最後のチャンスとなった敗者最終戦で、USオープンチャンピオンとなったジェイソン・ショウに敗れて17位タイでフィールドを去ることになった。
ツアー創始者のアプルトンは敗者側からベスト16進出(写真提供:SWAG Sports)
現在大会はベスト16からファイナルまでの戦いが進行中。張榮麟、
柯秉逸、張玉龍、呉坤霖と4名がベスト16入りを果たした台湾勢の他、開幕戦優勝のルスラン・チナホフ、第2戦の優勝で華々しく世界デビューを果たし、USオープンでも準優勝を果たした18歳のクレンティ・カチ(アルバニア)など強力なメンバーがシーズンチャンピオンをかけた戦いを繰り広げている。