東日本グランプリ第7戦@バグース六本木店
栗林が今季GP2勝目を挙げた
10月22日(日)に『バグース六本木店』を会場に開催された『東日本グランプリ第7戦』の決勝トーナメント。前戦準優勝シードの栗林達(優勝の羅立文が欠場のため繰り上がり)、開催店シードの西尾祐を含めた16名が2017年最終戦の優勝をかけて、8ラック先取、交互ブレイクの熱いテンボールバトルを展開した。
会場となった『バグース六本木店』
この日、厳しい試合を乗り越えながら決勝の舞台で土方を破り、137名の頂点に立ったのは栗林。開幕戦以来となるGP2勝目は、来月に迫った『第50回全日本選手権大会』に向け弾みの付く勝利となった。
3位タイ・矢野裕一
栗林は1回戦で
青木亮二を8-4で下すと、準々決勝で
浦岡隆志と対戦。7-7のヒルヒルに持ち込まれたラックで最初にチャンスを掴んだのは浦岡だったが、7番でのスクラッチミスを栗林が拾ってベスト4へ。準決勝では
高橋邦彦、
鳴海大蔵を抑えて勝ち上がってきた
内垣建一との対決となった。
3位タイ・内垣建一
序盤からリードを保つ内垣に対し、中盤から追い上げた栗林が追い付きこの試合もヒルヒルに。しかし内垣の最終第15ラックのブレイクが決まり、マスワリで決着かと思われたが、終盤で内垣にポジション、セーフティの細かなミスが出て、栗林が逆転で決勝進出を決めた。
準優勝・土方隼斗
2017年最後の決勝戦は栗林vs土方隼斗。ここまでGPランキング2位でトップの羅を追っていた土方は、
鈴木清司、西尾、
矢野裕一の3選手を下して決勝へ。接戦が予想された試合だったが、この試合は序盤からブレイクに苦しんだ土方に対して、高い集中力を見せてポイントを奪った栗林が6-1と大きくリードを取る。ここから土方も反撃して5-6まで追い上げるが、最終となった第13ゲームでも土方のブレイクノーインが響く形で栗林が8-5として、9月の東海グランプリに続く今季3勝目を挙げた。
大会終了後にはGP年間ランキングの表彰も行われた。左から3位・栗林、MVP・土方、アマチュアMVPの浅香雅人
最終戦の結果、GPポイントでは土方、羅、栗林の3人がトータル1000ptで並んだが、複数が同点となった場合、直近のJPBA男子統一ランキングにより順位を決定するルールにより、GPランキングは1位・土方、2位・羅、3位・栗林となり、昨年に続き土方が年間MVPを獲得した。