開幕戦『関西レディースオープン』以来の公式戦2勝目を挙げた栗林
10月22日(日)、福岡県北九州市の『リバーウォーク北九州』イベント広場内特設会場を舞台に、『第20回九州レディースオープン』の準々決勝から決勝までの7試合が行われた。
今年も決勝会場となった『リバーウォーク北九州』イベント広場
久保田vs藤田の対決は第10ラックを終わった所で5-5の同点となり痺れる終盤を迎える。ここで4番セーフティからチャンスを得た藤田がしっかりと取り切って6-5。第12ラックではマスワリかと思われた3番をミスするが、久保田のセーフティが甘くなった所を捉えてランアウト。藤田も昨年に続き2年連続で決勝に進んだ。
昨年と同カードとなった決勝戦は、序盤こそ2-2と競った展開となったが、ここから栗林が5連取で一気に7-2と勝負を決め、前戦の『北陸オープン』で今季初勝利を挙げて勢いに乗る藤田に九州でのリベンジを許さず、開幕戦の『関西レディースオープン』に続く今季2勝目を挙げた。なお、同日に行われていた『東日本グランプリ第7戦』では栗林達が優勝。日本のトッププロ夫妻にとっては嬉しい一日となった。
この後は、11月5日のステージ1から中国・海南島を舞台にスタートする『女子ナインボール世界選手権』を挟んで、いよいよ最終戦である『第50回全日本選手権大会』を迎える女子の2017年シーズン。すでに世界選手権ステージ2シードを受けている河原千尋、平口結貴、梶谷景美、栗林美幸、曽根恭子といったランキングトップ勢を中心に、ますます激しい戦いが繰り広げられることとなる。