東は土方、西は竹中が現在トップ
『グランプリイースト第5戦』決勝・第7ラック
『ジャパンオープン』が行われた熱い夏も過ぎ、今年の試合は後半戦に突入した。男子プロの試合は大きく2つに分類され、1つはグランプリなどの東西ブロック別の試合。もう1つはオープン戦や全日本選手権などの、全国対象の試合だ。まずは東西グランプリランキングのこれまでの動向を見て行く。
【グランプリイースト】
ランキング1位・土方隼斗
現在『グランプリイースト』は7戦中5戦が終了。残すところは今月末の第6戦(池袋『ロサ・ビリヤード』開催)と10月末の第7戦(『バグース六本木』開催)だ。現在の東日本ランキングトップ10は以下(
グランプリイーストHPより引用)。
1位 700pt
土方隼斗
2位 680pt
羅立文
3位 620pt
栗林達・
赤狩山幸男
5位 580pt
照屋勝司・
西嶋大策
7位 540pt
塙圭介・
嶋野聖大・
高橋邦彦
10位 500pt
小寺裕史
第2戦以来、土方隼斗が1位をキープし続けている。しかし2位の羅とは20pt差、3位とも80pt差しか離れていない。次の第6戦の結果次第で、今年の最終ランキングの動向が大きく左右されることになる。
小寺裕史
10位の小寺裕史は今年北海道予選を4回通過しており、徐々に実力をつけて来ているという印象だ。小寺は2014年の
『第1回全日本学生選手権』で優勝。青森大学の薬学部を卒業してからプロ入りしている。
今年のGPE優勝者は以下。()内は開催店。
第1戦 栗林達(『リンク西川口』)
第2戦 土方隼斗(『リンク北千住』)
第3戦 今野一輝(『ミスタースポーツマン中延店』)
第4戦 西嶋大策(『キャノンボール大森店』)
第5戦 赤狩山幸男(『プールカイザー』)
GPE史上3人目のアマチュア優勝をした今野一輝選手
今年は2勝した選手はまだいない。第3戦では土方隼斗があと1歩で連覇だったが、決勝の対戦相手の東北代表・今野一輝アマが、
グランプリ初出場・予選初通過・初優勝。彗星のごとく現れての大活躍だった。アマチュアが優勝するのは、プロ入り前の早瀬優治、
羅立文を0スコアに抑えて優勝した持永隼史に続き3人目のことだ。
第5戦では世界チャンピオン・赤狩山幸男が2014年の第1戦以来、3年振りの優勝。GPEのMVP争いに加わることになった。
【グランプリウエスト】
竹中寛
続いて『グランプリウエスト』の動向を見ていく。今年は全6戦を予定、これまでに3戦を消化している。現在のランキングと、これまでの優勝者は以下。なお、『グランプリウエスト』のランキングは、第1戦から第3戦のポイントの合計で、記者の手計算よるもの。
1位 480pt
竹中寛
2位 460pt
大井直幸
3位 400pt
浜田翔介
4位 380pt
杉原匡
5位 360pt
吉岡正登
6位 340pt
稲川雄一
7位 320pt
北谷好宏
8位 300pt
倉内秀介・
和田敏幸・
原口俊行・
北谷英貴
第1戦 浜田翔介(『R.T.B』)
第2戦 大井直幸(『ファイブナイン』)
第3戦 竹中寛(『マグスミノエ』)
今年優勝した3人がそのままランキングトップ3となっている。続く4位は杉原匡で、決勝戦進出こそないものの、全戦ベスト8以上に進出する安定したアベレージを見せている。残る試合は3試合。9月末の第4戦、第5戦が2日連続開催となり、その時にランキングの大きな変動が予想される。
以上が東西グランプリの動向。明日の記事では全国ランキングの動向を見ていく。
※記事内の試合は『
CBNT』でご覧になれます。ぜひご利用下さい。