大井直幸がトップ、2位とは230pt差。
前回の東西ランキング編に続き、今回は全国統一ランキングの動向を見ていく。現在のJPBA男子統一ランキングトップ10は以下(JPBA公式HPより引用)。なお、ここで紹介しているランキングは、今年1月からのポイントを対象としたものである。
1位 1890pt 大井直幸
2位 1660pt 羅立文
3位 1650pt 土方隼斗
4位 1640pt 竹中寛
5位 1380pt 田中雅明
6位 1340pt 北谷好宏・栗林達・赤狩山幸男
9位 1250pt 吉岡正登
10位 1220pt 杉原匡
1位・大井直幸
1位は大井直幸。今年は『
関西オープン』と『
全日本ポケットビリヤード選手権大会』で優勝、『14-1オープン選手権大会』3位タイ、『ジャパンオープン』で準優勝と結果を残して来た。グランプリを含め、出場したJPBA公式戦でベスト4に入らなかったのは、予選落ちした『北海道オープン』のみ。
2位・羅立文
2位の羅立文は、今年『
14-1オープン選手権』で優勝。『全日本ポケットビリヤード選手権』と『ハウステンボス九州オープン』で準優勝とハイアベレージだ。
続く3位が土方隼斗で、羅とわずかに10pt差。意外なことに、今年に入ってからは、
グランプリイースト第2戦(『リンク北千住』開催)で1勝を挙げたのみで、全国オープン戦での優勝がない。次いで4位が竹中寛で、土方とはやはり10pt差。2〜4位が20ptしか離れておらず、現状では2位争いが接戦となっている。
3位・土方隼斗、4位・竹中寛
全国ポイント対象試合は残すところ3試合。
9月『東海グランプリ』
10月『北陸オープン』
11月『全日本選手権』
点差を考えれば、1位争いは上位4名の選手にほぼ絞られた。そして2位と230pt差をつけている大井は、残り全ての試合で予選を通過すれば、このまま逃げ切る可能性が高い。しかし11月の『全日本選手権』は国内で最もグレードの高い試合だ。点差が離れていたとしても、羅、土方、竹中のいずれかの選手が優勝すれば、一発逆転の可能性も秘めている。ランキングが懸かってくる後半戦、これからの戦いは、より面白いものになってくる。
※記事内の試合は『
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