ワールドゲームズ2017
ポーランド・ヴロツワフで行われている『
ワールドゲームズ2017』。7月28日(木)はビリヤード競技の3日目が開催され、ポケット代表の
大井直幸と
河原千尋の出場する男女ナインボールの準々決勝が行われた。
大井直幸
日本時間17時にスタートした男子準々決勝、大井の相手は昨年のナインボール世界選手権王者のアルビン・オーシャン(オーストリア)。11ラック先取の試合は序盤から点差の離れない接戦となり、6-6で中盤に入ると、ここからオーシャンがポイントを連取して6-8と初めて2ポイント差となる。しかし大井もここから追い付き、さらにポイントを取り合って9-9。
緊迫したまま突入した最終盤。第19ラックの大井のブレイクはノーイン。チャンスを得たオーシャンだったが3番で痛恨のシュートミス。その後、4番-10番のコンビを決めた大井が10-9とすると、次ラックではオーシャンのプッシュアウト後に大井がセーフティ。これに対してオーシャンがノーヒットファウルを犯し、残りを慎重に取り切った大井が勝利。勝てば銀メダル以上が確定する準決勝進出が決まった。
河原千尋
一方、女子の河原は、ナインボールとテンボールで3度の世界女王となり、前回のカリ大会では銀メダルを獲得している韓国のキム・ガヨンと対戦。こちらも7-7まで競り合う大接戦となったが、第15ラックでの河原のシュートミスからポイントを連取したキムが9-7でフィニッシュ。河原は惜しくも5位タイで大会を終えることとなった。
29日17時からスタートする大井の準決勝の相手は2015年のジャパンオープンチャンピオンのカルロ・ビアド(フィリピン)。ここに勝てば、柯秉逸(台湾)vsジェイソン・ショウ(イギリス)の勝者と金メダルマッチ、負ければ敗者同士の銅メダルマッチに臨むこととなる。
写真提供/on the hill