ワールドゲームズ2017
ポーランド・ヴロツワフで行われている『
ワールドゲームズ2017』。7月29日(金)はビリヤード競技の4日目が開催され、メダル確定まであと1勝に迫っていたポケット代表の
大井直幸が、準決勝で惜しくもフィリピンのカルロ・ビアドに敗れたものの、3位決定戦で台湾の柯秉逸を破り、日本のビリヤード界にとってワールドゲームズでは日本初となる銅メダルを獲得した。
大井直幸
日本時間17時にスタートした男子準決勝、2015年のジャパンオープンチャンピオンでもあるカルロ・ビアド(フィリピン)と対戦した大井は、試合中盤まで競り合ったが、終盤に引き離されて7-11で敗戦。引き続き、ジェイソン・ショウ(イギリス)に敗れた2015年にナインボールとテンボールで世界王者となった柯秉逸と対戦。
この試合、柯秉逸がマスワリを量産していくのに対し苦しいラックが続いた大井。試合序盤はリードを許したものの中盤で追い付き、第13ラックで7-6と逆転。ここからはブレイクも決まるようになった大井も着実に加点していき、10-9で迎えた第20ラックもマスワリで締めて勝利。強敵を倒して見事にメダル獲得を果たした。
カルロ・ビアド
なお、その後に行われた決勝戦では、大井を破ったビアドがショウを11-7で下し、自身初のワールドタイトルとなる金メダルをその手にした。
写真提供/on the hill