第30回ジャパンオープン
歴代優勝者がスクリーンに映し出されるセレモニーの後、12時50分にスタートした男女ベスト8。まず最初にベスト4を決めたのが大井直幸。高野智央を相手に中盤からポイントを重ねて8-3で勝利。続いて河原千尋が和泉早衣子を7-1で下して準決勝へ進む。
大井直幸
この回転でもっともギャラリーが沸いたのが北谷好宏vsジェフリー・イグナシオ。序盤からイグナシオが走り6-0としたが、北谷が粘って追い上げを開始。イグナシオに上がり際のまさかのミスも出て遂にゲームはヒルヒルに突入した。
北谷好宏
北谷のセーフティを切り返したイグナシオがそのままフィニッシュかに思えたが、ここでも⑥をまさかのミス。残りを丁寧に取り切った北谷が準決勝で大井と対戦することとなった。
平口結貴
その他女子では平口結貴が米田理沙を、曽根恭子が藤井寛美を、范育瑄が高橋有美子下してベスト4入り。
曽根恭子
最後に残った2試合、竹中寛と呉坤霖の対戦は、先にリーチをかけ7-6とした竹中だったが、決めれば勝利の9-10キャノンを惜しくも外してここから呉が竹中にチャンスを与えず最後はマスワリで8-7。呉は土方隼斗に続き、日本のトップランカーにヒルヒル勝利を収めた。
張榮麟
アントニオ・リニングvs張榮麟のワールドクラス対決は見応えのあるショットの応酬で中盤まで競り合ったが、8-5で張の勝利。準決勝では同国の後輩呉と対戦する事となった。
【男子準決勝対戦カード】
張榮麟vs呉坤霖
北谷好宏vs大井直幸
【女子準決勝対戦カード】
范育瑄(台湾)vs河原千尋
曽根恭子vs平口結貴