ワールドゲームズ2017
7月20日(木)から『ワールドゲームズ2017』がポーランド共和国の都市、ヴロツワフで開催されており、日本からは合計18競技、98名の選手が派遣されます。
ビリヤード競技は7月26日(水)、日本時間午後7時半からスタートし、男子ポケットが
大井直幸、女子ポケットが
河原千尋、スリークッションが
梅田竜二で、計3名の出場。フォーマットは男子ポケットが11ラック先取、女子が9ラック先取で、どちらもナインボール。
『ワールドゲームズ』を一言で表すならば、それは、「オリンピックに採用されていないメジャー競技を集めた国際大会」。夏季オリンピックの翌年、4年に1度開催されるため、「第2のオリンピック」とも呼ばれています。実際に『国際オリンピック委員会(IOC)』が後援していて、この大会からオリンピック種目に「昇格」した競技は、バドミントン、ビーチバレー等、8競技存在します。
ビリヤードは「オリンピック種目に採用されていない」、「世界選手権が開催されている」、「4大陸・40カ国以上に協会が存在する」、という採用条件を満たしていたため、2001年の『ワールドゲームズ・秋田大会』から正式種目として採用されました。その時のビリヤード・男子は楊清順が金メダル、
ラルフ・スーケーが銀メダルを獲得しています。
男子ポケット代表・大井直幸
男子ポケットの出場者は、
柯秉逸 (カーピンイー・台湾)
呉珈慶 (ウージャーチン・中国)
アルビン・オーシャン (オーストリア)
という3人の世界チャンピオンに加え、
カルロ・ビアド (フィリピン・2015年『ジャパンオープン』優勝)
ジェイソン・ショウ (イギリス・2016年『クウェートオープン』優勝)
ルスラン・チナコフ (ロシア・2017年『ワールドプールシリーズ』優勝)
デイビット・アルケイド (スペイン・2017年『ワールドプールマスターズ』優勝)
ヨシュア・フィラー (ドイツ・2017年『チャイナオープン』優勝)
など、世界選手権に匹敵するタイトルを持っている粒ぞろいのメンバーが、各国から16人集められました。
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女子ポケット代表・河原千尋
女子ポケットも
周婕妤(チョウジェイユー・台湾)
金佳映(キムガヨン・韓国)
韓雨(ハンユー・中国)
陳思明(チェンスーミン・中国)
チェスカ・センテノ(フィリピン)
ケリー・フィッシャー(イギリス)
ナタリア・セロスタン(ロシア)
オリビア・チュプリンスカ(ロシア)
など、タイトルを持った実力者達が16名集います。
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スリークッション代表・梅田竜二
スリークッション・梅田竜二の初戦の相手はディック・ヤスパース。ヤスパースは言わずと知れたスリークッションの世界的プレイヤーで、『ワールドゲームズ』では過去に金メダル1個、銀メダル2個を獲得しており、梅田の強敵として立ちはだかることになるでしょう。
強豪だらけの『ワールドゲームズ』ですが、日本から派遣される大井直幸、河原千尋、梅田竜二の3選手には、ぜひ金メダルを獲って欲しいですね。がんばれ、日本!