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2017.07.03 トピックス

【JO特集 Vol.14】Play back 2013

「10年振り」と「4度目の正直」の初制覇!


2013年の第26回大会、男子テンボールでは2003年の西嶋大策以来実に10年振りの日本人王者が誕生。女子ナインボールでは、河原千尋が4度目の決勝戦進出にして初めてJOタイトルを獲得。会場は、これまで以上に大きな声援と拍手に包まれた。

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土方は自身初の決勝戦進出


まず土方はこの日、初戦のベスト16で川端聡、ベスト8で栗林達を下すと、準決勝では素晴らしいプレーを見せてここまで勝ち上がってきた沖縄のトップアマ、玉城薫を破って自身初の決勝進出を果たした。

決勝の相手は、準決勝でエフレン・レイズを相手に0-6からの大逆転で勝利を掴んだレイズと同じフィリピンのリー・バン・コルテッザ。冷静かつ正確なショットと試合運びはまさにワールドクラス。土方の戦いは厳しいものになると予想された。

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コルテッザはこの日、世界トップレベルのプレーを見せていた


しかし、第2ラックで見せた1-10ジャンプコンビをきっかけに、のびのびとした攻めのプレーで試合を優位に進めた土方が、ギャラリーの期待そのままに9-5でフィニッシュ。このJO初制覇で自信を深めた若武者は、2013年の年間MVPも獲得した。

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一方の河原も、一日を通して全く気負うことなく最高のパフォーマンスを見せた。準決勝では呉芷婷、決勝では蔡佩真と強国・台湾勢と激突した河原は、相手のミスをしっかりとポイントに結びつけるプレーで呉芷婷に勝利すると、決勝では1-1からの4連続マスワリで一気に蔡佩真を突き放す。


河原はこの後も、主導権を渡すことなく試合を優位に進め、土方が初優勝を決めた20分後に8-4で勝利。この瞬間、2003年以来10年振りに、男女共に日本人プレイヤーがJOタイトル獲得を果たしたのだった。

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河原もこの年、3度目となる年間MVPを獲得した