グランプリウエスト第2戦@ファイブナイン
今年の4月、『グランプリウエスト第1戦』でプロ5年目の浜田翔介が初優勝を飾ったのはまだ記憶に新しい。そして6月25日(日)、広島県『ファイブナイン』で『グランプリウエスト第2戦』が開催される。試合形式はナインボール(1オンフット、交互ブレイク、スリーポイントルール有り)で予選8ラック先取、ベスト16より7ラック先取だ。
浜田翔介
会場となる『ファイブナイン』(広島市)
今回注目の選手は
竹中寛。竹中は今月開催された
『ハウステンボス九州オープン』で1年ぶりの優勝を飾った。その1年前の優勝というのが、昨年6月、『ファイブナイン』で『
グランプリウエスト第3戦(2016)』が開催された時のことだ。状態、相性ともに良好と言えるだろう。ちなみにその第3戦では決勝戦で
大井直幸を破り、約2年ぶりとなる優勝を果たしている。
竹中寛
現在のJPBA西日本男子ブロック別ポイントは、
北谷好宏と大井直幸が580ptで並び1位。3位が500ptで竹中寛だ。東西グランプリのランキングはJPBA統一ランキングに直結し、当然ながら重要な意味を持つ。グランプリの年間順位に応じて1位→700pt、2位→670pt、......というように「換算ポイント」が選手に与えられ、「換算ポイント」+「全国ポイント」の合計でJPBA統一ランキングが決まるのだ。
例えば、
川端聡はオープン戦では優秀な成績を残し、「全国ポイント」を1460pt獲得している。これは
土方隼斗、大井直幸、
羅立文に次ぐ4番目に高い数値だ。しかしグランプリウエストでは成績がやや低調、西日本10位で、「換算ポイント」を450ptしか獲得できていない。その結果、1460pt+450pt=1910ptとなり、JPBA統一ランキングは、「全国ポイント」の順位から1つ落ちて5位になってしまう。グランプリの順位が少なからず成績に影響することがお分かりいただけるだろう(ポイントについてさらに詳しく知りたい人は
JPBAのホームページを参照して欲しい)。
川端聡
今回はプロ37名、アマチュア27名に、優勝シードの浜田翔介、スポンサーシードの船本剛士の2名を加えた合計66名によって争われる。観戦に訪れようかと考えている方は、ランキングなどの情報を予習してから行くと、より一層試合を楽しむことができるかもしれない。