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2017.06.23 トーナメント

関東OP、男子フィリピン不在、女子は昨年の再現なるか!?

関東オープン&関東レディースオープン

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昨年7月、ビリヤード業界の話題をさらっていた18歳が、デビュー戦で女子プロ界のド真ん中に、鮮烈な花火を打ち上げた。あれからちょうど1年、再びこのオープン戦がやってきた。

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昨年関東OPで優勝したジェフリー・イグナシオ(フィリピン)、平口結貴


6月24、25日(土・日)に『第33回関東オープン』『第25回関東レディースオープン』が開催される。男子の『関東オープン』の種目はテンボール(勝者ブレイク)。予選会場は『CUE』(渋谷)と『ロサ』(池袋)。2日目の決勝日は『バグース六本木』で行われる。

『関東レディースオープン』は、ナインボール(9オンフット・勝者ブレイク・3ポイントルール有り)。決勝日はベスト8からのスタート。予選、決勝ともに『バグース六本木店』。昨年は1オンフットだったが、今年は9オンフットが採用された。

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『バグース六本木店』


『関東オープン』は東日本男子プロを対象とした試合。西日本のプロは『グランプリウエスト第2戦』に出場する。昨年の大会では男子総勢170名(プロ57名)の中から、土方隼斗とジェフリー・イグナシオ(フィリピン)の2人が決勝戦の舞台に上がり、結果は8-1でイグナシオの優勝だった。しかし今年のエントリーリストにフィリピン選手の名前はない。JPBA東日本男子プロは当然優勝を狙っているだろう。

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昨年の男子表彰。左から、3位タイ・PJ・オルテガ、優勝・イグナシオ、準優勝・土方、3位タイ・羅立文


女子には東西ブロックが存在しないため、『関東レディースオープン』には全国の女子プロが出場する。昨年の『関東レディースオープン』は、女流球聖のタイトルを獲得した当時18歳・平口結貴の、鳴り物入りのプロデビュー戦だった。そして平口は注目を浴びる中で決勝戦まで勝ち進み、藤田知枝とのフルセットの激闘を制して「プロ初出場初優勝」というJPBA史に残る偉業を成し遂げている。

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昨年の女子決勝。右が藤田知枝


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だがそれ以来、平口は安定して上位の成績を残しているものの、決勝戦に進出することはなく、優勝から遠ざかっている。現在の女子プロランキングは、1年目としては上々の5位。しかし平口結貴のポテンシャルを考えればまだまだ上を目指せるはずだ。今大会で昨年のような輝きを見せることに期待したい。

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左から3位タイ・夕川景子、優勝・平口、準優勝・藤田、3位タイ・藤井寛美


観戦料は予選が無料、決勝日は1,500円(Q-CLUB会員は両日とも無料)となっている。この規模のオープン戦を男女同時に観戦できることを考えればコストパフォーマンスはかなり良い。今週末を六本木で過ごしてみるのはどうだろう。