第74回全日本スリークッション選手権大会
昨年覇者の新井達雄。2016年は年間MVPを獲得した
6月18日(日)に『第67回全関東スリークッション選手権大会』の決勝が『ビリヤード小林』で行われる。予選は6月11日(日)に全10会場ですでに行われ、各会場(5〜6名)の上位2名ずつとベスト3位の4名、合計24名が決勝日に駒を進めた。18日は決勝シード4名を加えた全28名のシングル・イリミネーションで行われる。決勝シードは新井達雄(前年度選手権者)、小林英明、田中潤、高橋朋隆の4名。
予選を1位で通過した23歳、森雄介
64歳のベテラン、島田暁夫は10点ラン、アベレージ1.182を残しながらも予選敗退
順当にランキング上位のプレイヤーが予選を勝ち抜けた組もあれば、波乱となった組もあった。予選をハイアベレージで抜けて来たのが23歳の
森雄介。1.388のアベレージで、勝ち点10。森は予選全体の1位通過となった。一方予選で1.182というアベレージを残しながらも決勝日進出を逃してしまったのは
島田暁夫。島田はハイラン10点を出すなど状態は良かったものの、この日9イニング上がりと8イニング上がりを見せた
米山聡、
奥村健を相手に24-25、23-25で接戦を落とすことになり、無念の予選敗退となった。
界敦康(左)と森陽一郎(右)の勝者が昨年優勝の新井達雄と対戦
予選1回戦の注目カードは今年、全日本選手権を初制覇し現在JPBFランキング1位になっている
界敦康と、同4位の
森陽一郎の対戦。2人とも過去にこの大会を制している。そしてこのカードの勝者は2回戦で前回優勝シードの新井達雄と試合をすることになり、大会序盤から目の離せない展開になるだろう。その他にも
肥田明、
肥田緒里恵の親子対決も1回戦で行われる。
決勝トーナメントは30点先取。40秒のショットクロックありで、エクステンションは2回まで使える。今年で67回目の開催となった伝統ある全関東スリークッション選手権大会。ここ数年は新井、
梅田竜二、小林、界らの実績ある選手が優勝しているが、今年は果たしてどうなるか。決勝日の観戦料は1,000円となっているので、気軽に会場に足を運び、優勝者の誕生を確かめてみてはいかがだろうか。