6月10日〜11日(土・日)に長崎県佐世保市のハウステンボス内にある『タワーシティプラザ』特設会場を舞台に『第29回ハウステンボス九州オープン』が開催された。2015年に日本最大規模のテーマパークで九州オープンが行われるようになってから、今年で3回目の開催だ。
会場となるハウステンボス内の『タワーシティプラザ』特設会場
今大会は、ナインボール(コールショット)、勝者ブレイクの1オンフット、スリーポイントルール採用で、予選がダブル・イリミネーションの7ラック先取、決勝日は8ラック先取のシングル・イリミネーションというフォーマットで戦われた。
まず大会初日は決勝トーナメント進出をかけた予選ラウンドが行われ、九州地区だけでなく、全国各地から集結したJPBAプロ73名、アマチュア87名の計160名が熱い戦いを展開。その結果、矢野創一(BAN)がアマチュアとして唯一勝ち残った他は、全てJPBA勢が占めることとなった。
竹中の決勝の相手となったのが、今シーズンも高いレベルで安定した成績を残し、先月に開催された『全日本14-1選手権』で今季JPBAランキング対象公式戦初優勝を果たしている羅立文。
との対戦となったこのゲームでは、ブレイクがなかなか決まらない展開となったが、絶妙なセーフティと田中のミスもあり、一気に7-1として最終となった第9ラックをマスワリで締めて決勝に駒を進めた。
九州のビリヤードファンにトッププロのプレーを存分に魅せた
東西トッププロ対決となった決勝戦はハイレベルな戦いとなったが、竹中の気迫溢れるプレーが羅を上回り8-4でフィニッシュ。竹中が見事に今季初優勝を、嬉しい九州オープン初制覇で飾った。