5月5日(金・祝)、前日まで『第74回全日本スリークッション選手権大会』が開催されていた東京・成増の『アクトホール成増』にてその熱気そのままに、昨年12月に行われた予選を抜けた選手達が集って100回記念大会となる『エニーエニーボールチーム対抗戦』の決勝日が行われた。
この大会は毎年12月に行われているスリークッションのエニーエニーボールゲームでのチーム対抗戦。全日本選手権と同様に74年前から開催されている歴史ある大会(当初は年2回開催)で、この節目の記念にと決勝日のみこの5月、全日本選手権後に同じ特設会場にて行うことになったのだ。
揃いの衣装で真剣かつ楽しくプレーする姿も多く見られた
出場するのはビギナーからトッププロ選手達まで様々。親子や夫婦ペアで出場するチームの姿も見られた。所属店のポロシャツを着たり、相方と衣装を揃えたりするなど、真剣な試合でありつつも賑やかに楽しむ側面も持つ、多くのプレイヤーに愛されてきた大会である様子が伺えた。特に今年は、本来であれば限られたトッププレイヤーしかつくことができないこのテーブルで、多くのアマチュアを含む24チーム48名の選手がプレーするという恵まれた機会となった。
出場ペアの持ち点によって試合点数も決まるハンデ戦のシングルトーナメントにて行われたこの日、決勝戦まで勝ち進んだのは前日に初の全日本選手権優勝を果たしたばかりの
全4選手がいずれも好プレーを見せるゲームとなり、MARSチームも2モアまで迫ったが最後は田中潤プロが6点を撞き切り、22-19にて田中じゅんペアの相馬チームが優勝を果たした。
中学生から80代までの幅広いプレイヤーが集まり、さらにその応援にも多くの人々が訪れて盛大に、アクトホール成増にてこの記念大会は幕を閉じた。多くのキャロムプレイヤーに愛されてきたこのエニーエニーボールチーム対抗戦、次回の開催はこの年末に。今後もさらに多くの出場者を集めていく年に一度の盛大な催しとして続いていくことだろう。