全国各地区の代表となったジュニアプレイヤーが、ナインボール日本一のタイトルをかけて戦う『JOCジュニアオリンピック大会 第17回全日本ジュニアナインボール選手権大会』が、4月9日(日)、東京都・大森の『キャノンボール大森店』を会場に開催された。
この大会には、前年度の優勝者で、昨年『アジア選手権』で見事に海外ジュニアタイトルを獲得した田中汰樹選手がシード選手として出場した他、関東からは林武志、魚見凜、奥田玲生、関西からは村松さくら、村松勇志、さらに北陸、中部、沖縄からそれぞれ大神虎太郎、杉山功起、冨山竜斗と計9名が出場した。
大会のフォーマットはナインボール、4ラック先取、9名総当たりのリーグ戦。ショートゲームで次々と対戦が行われる中で、安定した戦いぶりを見せたのが奥田であった。村松勇志と杉山には敗れたものの、全8試合を6勝2敗で終えて堂々のトップ。全日本ジュニア初優勝を果たすとともに、5月8日〜12日の日程で開催される『2017アジア選手権(男子&ジュニア)』ジュニア女子の部代表の座も獲得した。
大会ベスト4。左から4位・林、優勝・奥田、2位・田中、2位・杉山
なお、ともに5勝3敗で得失点差も並んだ杉山と田中が同着で2位、4位に林、5位が村松さくらであった。この結果、アジア選手権ジュニア男子の部の代表は杉山と田中、女子の部のもう一人の代表に村松さくらが決定した。4名の代表ジュニア選手達のアジア選手権での活躍にも大いに期待したい。