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2017.04.12 トーナメント

浜田翔介がプロ入り初優勝!

西日本グランプリ第1戦@R.T.B

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初のファイナル進出で初優勝を遂げた浜田翔介


桜が咲き誇る愛知県犬山市の『R.T.B』(予選は他複数会場使用)で4月9日(日)に 『2017西日本グランプリ第1戦』が開催された。フォーマットはナインボール(ナイン・オン・フット)の交互ブレイク7ラック先取(ベスト32までは8ラック先取)。

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会場となった『R.T.B』


既に今シーズン2戦2勝とスタートダッシュを決めている大井直幸は海外遠征のため不出場。どことなく「鬼のいぬ間に」という空気も漂う会場は、同店で初開催のグランプリとあって、オーナーの原口俊行プロをはじめ、東海地方のプロを応援しようと駆け付けたギャラリーで埋め尽くされた。

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会場前の桜も満開


そんな応援のムードに触発されたか、地元の東海支部から支部長の所勘治をはじめ倉内秀介稲川雄一、そして以前に東海支部に所属していた浅野正人の4人がベスト16入りを果たす。さらに稲川が準決勝まで勝ち進んだことから、観客席はずっと埋まったままの状態が続いた。

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準優勝・北谷好宏


準決勝の一つめのカードは浜田翔介vs杉原匡の大阪対決。ベスト8で本命格の1人である竹中寛を倒した杉原だったが、ここは浜田がゲームを主導して7-3で勝利を収めプロ初ファイナルへと進んだ。一方、稲川の相手は北谷好宏。北谷は前の回転では弟の北谷英貴との兄弟対決を制している。ここは稲川に流れが向いたかに見えたが北谷が引き戻して昨夏以来となる決勝進出を決めた。

ファイナルでは、浜田が6-0と一気に王手をかける「まさか」の展開に。ここから北谷が1つ返すも、交互ブレイクの6点差がひっくり返るのはまず"あり得ない"こと。浜田が迎えたチャンスを慎重に決めて待望のプロ初優勝を飾った。

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一つの壁を破った浜田。今後の活躍がさらに期待される


浜田といえば今回不在であった大井の弟的存在としても知られ、最近は海外へも積極的に同行遠征を重ねてきた。今回の結果は、そんな彼が積み重ねた努力が一気に開花した印象。とはいえ、トップグループに安定して属することは容易ではない。そして本人は優勝を喜びつつ、一日を振り返って「ツイていました」と一言にまとめた。聞けばベスト32の回転では0-7ビハインドからの逆転勝ちと、"あり得ない"と思われたことが起こっていた。

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大会ベスト4。左から3位タイ・杉原、優勝・浜田、準優勝・北谷、3位タイ・稲川


優勝という事実、大逆転勝ちという体験、先輩プロを5人連続で倒した自信。ひたむきに取り組んできた浜田にとって、大きなステップアップの機となることは間違いないだろう。大阪のハマショー。いざ全国区へ。

決勝戦の様子はCBNTで後日配信予定です。どうぞお楽しみに!

Akira TAKATA