第9期女流球聖戦・女流球聖位決定戦
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昨年の女流球聖位決定戦の様子
日本アマチュアポケットビリヤード連盟が主催するタイトル戦の一つとして第9期目を迎えた『女流球聖戦』。そのクライマックスである『女流球聖位決定戦』が、明日9日(日)、大阪府大阪市の『マグスミノエ』で開催される。
女流球聖戦は、2ヵ月に渡る全国での予選を経て、アマチュア女子のナインボーラー日本一を決定する個人タイトル戦。先月27日、予選の最終段階として東京と大阪で開催された『東日本A級戦』と『西日本A級戦』それぞれの勝者が、大阪で最後の戦いに臨む。
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会場となる『マグスミノエ』
本来、女流球聖戦は、この東西代表の対決で女流球聖への挑戦者を決定し、翌日に女流球聖vs挑戦者で争うフォーマットだが、昨年、第8期女流球聖となった平口結貴が同年にプロ入りし、現在は女流球聖が不在となっている状態のため、今年はこの東西代表の戦いが女流球聖位決定戦となった。
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第9期女流球聖戦東日本代表・野間多美子
第9期女流球聖の座を争うのは、東日本代表の野間多美子(神奈川)と中村舞子(長崎)の2人。野間はここ6年間続けて女流球聖を輩出しているハイレベルな東日本の戦いを制して、また中村はA級戦の2回戦で一度敗れながらも、敗者側から勝ち上がって頂点まで登り詰めた。
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第9期女流球聖戦西日本代表・中村舞子
野間、中村ともに今回が初の代表で、勝負を決める試合形式は、ナインボール、交互ブレイク、4セット先取(1セット7ラック先取)という女流球聖戦ならではのロングフォーマットとなっている。2人のどちらが勝っても新女流球聖の誕生となる運命の闘いは午前10時30分にスタートの予定だ。