JPA MASTERS LEAGUE
SL無制限のJPA、『マスターズリーグ』が東京でも開幕
現在関東をはじめ富山、愛知、関西、広島、九州と着実に広がりを見せ、多くの参加者を獲得しているアマチュアビリヤードリーグ『JPA』。アメリカで多数のプレイヤーが参加しているビリヤードリーグ『APA』の日本支部でもある。
JPAに参加し、勝ち上がるとラスベガス大会へ招待される。このマスターズでも同様だ
チーム戦という形式、独自のレベル分けであるスキルレベル(SL)に基づくハンディキャップ制度などユニークなシステムで人気を集めており、毎年夏には複数チームがJPAの代表としてアメリカ・ラスベガスで行われる『APA World Pool Championships』に招待される。
そのJPAで、昨秋より新たなシステムのリーグ戦がスタートした。その名も『JPAマスターズリーグ』。これはAPAにおいても人気を集めているリーグ戦で、それを日本でもいよいよ導入した、という形だ。
このリーグ戦、何よりの特徴はSL制限がないこと。通常のJPAは5対5のチーム戦で、試合に出場する5人のSL合計が23以下でなくてはならず、上級者だけではチームを組むことができない。その点このマスターズでは3対3のチーム戦で行われるのだが、3人全員がSL9(最高レベル)というチームを組むことができるのだ。また、1チームの登録可能メンバーは4名まで。ただし、マスターズリーグにだけ参加することはできず、通常のJPAリーグと平行して参加することが出場条件となる。
またゲーム自体についても独自の方式をとっている。従来であればナインボールリーグとエイトボールリーグがそれぞれ別のリーグとして存在しているのだが、このマスターズでは両方の種目をプレーする必要がある。
ナインボールとエイトボールの両方で戦う
さらにJPAナインボールといえば「1球1点」の方式をとり、シュートごとにポイントが加算され、SLに応じたポイントに先に到達した選手が勝利するというルールだが、このマスターズではいわゆる「セットマッチ方式」での7ゲーム先取となっている。そして獲得したゲーム数がそのままリーグ戦におけるチームのポイントとなる。また、通常のJPAリーグと同様に春・夏・秋と年間3シーズンが行われる。
そして、各ディビジョンのチャンピオンは毎年6月行われる『JPA MASTERS CHAMPIONSHIP』に出場する権利を獲得する。そこで優勝した1チームはラスベガスでの大会に招待されることになるのだ。
明日は『パラダイス』での一戦の模様を見ながらマスターズリーグを解説する
現在は埼玉、東京、大阪の3エリアでこのマスターズリーグが開催中。先日、この2月に始まったばかりの東京・城南ディビジョンの中から東京都大田区の『パラダイス』で行われた1戦を取材に。明日はその様子を見ながらこのマスターズリーグについてより詳しくお伝えしていこう。
JPAマスターズリーグについて/JPAブログより