2017 AMWAY eSpring International women 9-Ball Championship
陳思明が潘暁婷との中国対決を制して初優勝
3月2日〜5日(木〜日)の4日間の日程で、台湾・台北を舞台に『2017 AMWAY eSpring International women 9-Ball Championship』のステージ2が戦われた。まず2日〜3日(木・金)の最初の2日間はグループラウンドで、ここで48名の出場選手が24名に絞られ、3日目の4日(土)に7ゲーム先取のベスト24とベスト16が行われた。そして最終日となった5日(日)には、9ゲーム先取のベスト8と準決勝、さらに11ゲーム先取で争われる決勝が行われた。
3位タイ:劉莎莎(中国)
日本勢は
河原千尋、
梶谷景美(共にJPBA)が共に1勝2敗で最終戦を迎え、河原は昨年の全日本選手権決勝と同カードとなった陳禾耘(台湾)に完敗。梶谷はアンジェリン・チコア(インドネシア)戦をヒルヒルで制したものの、共にグループ4位となり、決勝シングルに進めなかった。
3位タイ:キム・ガヨン(韓国)
河原はカレン・コー(アイルランド)と昨年の北陸オープンで準優勝だった范育瑄(台湾)にヒルヒル負けしたのが痛かった。逆に梶谷はヒルヒルで2勝を挙げたものの、負けた時の得点が少なく、得失点差に泣かされた。日本勢が決勝シングルに進めなかったのは、2006年にアムウェイがオープン戦になって12年目にして初めてのこと。次の女子海外戦(チャイナオープン)に向けて、選手達の奮起に期待したい。
準優勝:潘暁婷(中国)
ベスト8は奇しくも中国勢 vs 元WPBA勢の形となった。8人中、6人が世界チャンピオン経験者だ。ベスト4はあわや中国独占になりかけたが、
キム・ガヨン(韓国)が奮闘して現ナインボール世界チャンピオンの
韓雨(中国)を撃破。しかしそのキムも
陳思明(中国)に準決勝で敗れてしまう。
陳は久々のナインボールタイトルを獲得
反対の山からは、
劉莎莎との中国対決を制した
潘暁婷が上がってきた。初優勝を狙う陳思明と、2007年以来10年ぶりの優勝に王手をかけた潘暁婷。試合は序盤の競り合いから一歩抜け出した陳思明が逃げ切り11-8で大会初優勝。優勝賞金40,000ドルを手中に収めた。