3月はビリヤードトーナメントが熱い!
日本全国まだまだ寒い日が続いていますが、1月にスタートした国内ビリヤードの2017年シーズンは、3月に入ると一足早く、数々のトーナメントが開催される球春を迎えます。そこで今日は、3月に行われる、プロ、アマ、ポケットビリヤードにスリークッションの試合を駆け足で紹介してみましょう。
まず第1週の週末、4日〜5日(土・日)にかけては、女子スリークッションの日本一を決める『第24回全日本女子スリークッション選手権大会』が東京・新大久保の『ビリヤード小林』で開催されます。
大会連覇中の肥田緒里恵(JPBF)
この大会に出場するのは、 大会連覇中の
肥田緒里恵を筆頭に、
林奈美子、
西本優子、
東内那津未、
界文子、
肥田一美のJPBF女子プロ6名に、小林諒子、平野千代子、河地恵理の3名のアマチュアを加えた9名。彼女達が25点ゲームによる総当たりのリーグ戦で女王の座を争います。そしてこの大会は5月12日〜14日にベルギー・ハレにて予定されている、
『第7回世界女子スリークッション選手権大会』への日本代表選考会を兼ねたものとなっています。
その翌週には、毎年年間MVPをかけたハイレベルな戦いが繰り広げられている『東日本グランプリ』が開幕。第1戦の種目はテンボールで、埼玉県・川口市の『Link西川口店』が3月12日(日)の決勝の舞台となっています。ちなみにこの第1戦で東日本グランプリは節目の100戦目。大会終了後にはファン感謝祭が開催されることになっています。
16年最終戦優勝の栗林達はシード選手としてベスト16から登場
第3週の18日〜19日(土・日)には、大阪で男女のJPBAランキング対象公式戦2試合が開催。まず男子は大阪市・西成区の『玉出ビリヤードACE』を決勝会場に、67回目という歴史を誇る、ローテーションを種目とした『全日本ポケットビリヤード選手権大会』、女子は大阪市・住之江区の『マグスミノエ』を会場に『第28回大阪クイーンズオープン』が行われます。
昨年は16年JPBA男子MVPに輝いた土方隼斗が初優勝
東京では同じ第3週の19日(日)に、紫紺の優勝旗を懸けて全国から集った学生プレイヤー達が日本一を目指す『第17回全日本学校対抗ナインボール選手権大会』が東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』で開催。同じ学校に所属する2名がタッグを組んでナインボールで戦うトーナメントです。
昨年は慶應義塾大学が2年ぶり3度目の選手権校となった
さらに第4週の25日〜26日(土・日)にかけては、JPBFのランキング対象公式戦の『第17回ニッカオープン』が東京・五反田の『ニッカ』で、さらに東京と大阪を舞台にして、秋の『名人戦』と並ぶアマチュアポケットビリヤードの2大タイトル戦の一つ、『球聖戦』の東西それぞれの地区代表決定戦である『A級戦』が行われます。男子の『球聖戦』は今年で26期目、女子の『女流球聖戦』は9期目を迎え、ともにナインボールで戦われます。
挑戦者を待つ現球聖は広島の大坪和史。女子は第8期女流球聖の平口結貴が昨年にプロ転向したため現在は空位となっている
球春3月に東京・大阪で開催されるビリヤードトーナメント。お近くにお住まいの方は、ぜひこの機会に、様々な種目も含めて、トッププロ、トップアマ、学生プレイヤー達が繰り広げる熱い戦いを楽しんでみてはいかがでしょうか。