第67回春季全関東アマチュアスリークッション段位戦
一級戦、初段戦の会場は『ビリヤードヤマニ』
1月29日(日)に『第67回春季全関東アマチュアスリークッション一級戦』が、2月12日(日)に『第67回春季全関東アマチュアスリークッション初段戦』の決勝が開催された。この大会はその後に続く二段戦、三段戦、四段戦と合わせて「春の段位戦」と呼ばれる関東のアマチュアスリー選手にとって大きな目標となるものである。
各段位戦ではその試合の結果によって昇段もあり、選手の気合いの入りようも一際。昇段は大会での順位とその試合の中でのアベレージによって決まることになる。また、大会が5段階にレベル分けされているので、ポケットの試合以上により幅広いアマチュア選手が自分に合った試合に出場できるということも特徴的だ。
一級戦優勝・岩永和也(ブレイク・ショット)
一級戦は23名によるトーナメントでの開催。ベスト16まではダブルイリミネーションとなり、ベスト8以降はシングルトーナメントとなる。試合点数は持ち点に関わらず7点、ベスト8以降は8点で争われた。会場は『ビリヤードヤマニ』(東京都江戸川区)。
左から一級戦3位タイ・中村さくら(Roots)、準優勝・渡辺聖(相馬)、優勝・岩永和也(ブレイク・ショット)、3位タイ・八木義昭(jm)
ベスト4まで勝ち上がったのは枠順で中村さくら(Roots)、岩永和也(ブレイク・ショット)、八木義昭(jm)、渡辺聖(相馬)。そして岩永が中村を8-5(26キュー)、渡辺が八木を8-7(29キュー)で下した。決勝戦は岩永が8-5(11キュー)で勝利を収めて優勝、そして今大会唯一の昇段を決めた。
初段戦優勝・深尾典子(MARS)
初段戦も同じくビリヤードヤマニにて予選突破者による6名×2組のリーグ戦を経た後に各組上位3名による順位決定戦というフォーマットで争われた。試合点数は全て11点で行われた。
左から初段戦4位・金子明美(BEEP)、準優勝・千賀恒宏(MARS)、優勝・深尾典子(MARS)、3位・江藤公治(Roots)、5位・渡辺三喜雄(神奈川代表/ニュー文化)
リーグ戦で1位となって優勝決定戦に進出したのはともにMARS所属の深尾典子と千賀恒宏。この対戦を11-5(26キュー)で深尾が制し、優勝を飾った。さらに、5位以上入賞かつアベレージ0.450以上という規定をクリアした3位の江藤公治(Roots)、4位の金子明美(BEEP)、5位の渡辺三喜雄(神奈川代表/ニュー文化)が深尾とともに二段昇段を果たしている。
春の段位戦は3月以降も二段戦、三段戦、四段戦と続いていく。関東アマスリープレイヤー達にとって、年に2度の熱い試合が繰り広げられる。
写真提供/キャロムビリヤードセミナー