第28回関西オープン/第15回関西9オープンレディースオープン
明日、1月28日(土)より2日間に渡って『第28回関西オープン』、『第15回関西9ボールレディースオープン』が開催される。予選は男子が複数会場、女子が『マグスミノエ』(大阪市住之江区)、そして決勝会場は男女ともに大阪市西成区の『玉出ビリヤードACE』だ。
決勝会場となるのは大阪市の『玉出ビリヤードACE』
種目はともに、ナインボール(ナインボール・オン・フット)。フォーマットは男子が交互ブレイクで予選(ダブル・イリミネーション)7ゲーム先取、2次予選と決勝(シングル・イリミネーション)が9ゲーム先取。女子は勝者ブレイクで予選6ゲーム先取、2次予選・決勝7ゲーム先取にて行われる。
昨年のチャンピオンは土方隼斗と河原千尋
今大会は2017年のJPBA開幕戦となり、シーズン全体を占う意味でも非常に重要な一戦となる。昨年のチャンピオンは土方隼斗と河原千尋と、ともに昨年のMVPプレイヤーだ。今大会で誰よりも先んじて1勝を挙げることで勝利の流れに乗ることもできるだろう。
昨年準優勝の大井直幸はまだ関西オープンでの優勝はない
昨年7勝を挙げて走り切った土方を止め得るとすれば、まず名前が出るのが昨年のトップランカーである大井直幸、栗林達、川端聡といった面々(羅立文は今大会欠場)。川端は関西オープンで通算4勝と歴代最多勝の成績を残しており、栗林も'11年に優勝を飾っている。大井はまだ優勝がなく、数少ない国内未獲得タイトルの1つだ。
栗林美幸は関西オープンで好成績を残し続けている
女子の部は昨年に河原が2年連続優勝を飾ったところで通算4勝となったがその一方で栗林美幸が同じく通算4勝を挙げている。この2人は昨年にファイナルで戦っており、今年も大本命の2人であることは間違いない。そこに対していかに梶谷景美や夕川景子、野内麻聖美といった上位層が力を見せ、昨年ブレイクした藤田知枝や平口結貴らが食らいついていくかに注目したい。
一昨年は男子が嶋野聖大が初優勝、女子は河原が制している
また一昨年には男子で嶋野聖大がプロ公式戦初優勝を飾ったという例もあり、若手や未勝利の中堅層にもチャンスがあるのも見逃してはならない。特に、昨年後半から採用されているナインボール・オン・フットの攻略術も徐々に各プレイヤーがその答えを導きつつある。この状況においては、一挙スターダムへとのし上がる選手が出現することも不思議ではないはずだ。
試合は予選、決勝ともに10時開始で、決勝日は男子がベスト16より、女子がベスト8よりスタートとなる。開幕戦の激闘を目撃するべし。